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お粗末な対策の数々

6月2日に持続化給付金の申請をしたんですが、その2日後に、まさかの「書類不備」の連絡メールが届きまして↓

『先日ご登録いただいた申請情報もしくは添付書類の内容に不備がございました。 大変お手数をおかけいたしますが、マイページより不備となった内容をご確認の上 申請情報の訂正もしくは正しい書類を添付し、再度申請いただきますようお願いいたします』

マジか!
って感じだったんですけど、内容を確認すると「年間事業収入」の数字をなぜか間違って記入してまして、そこを修正するだけで大丈夫でした。
その部分だけ直してすぐ再申請したんですけど、何よりも申請内容のチェックが早いことに驚きましたよ。
送信して2日後に不備の連絡が来たわけですからね。

で、更にビックリなのが「持続化給付金の振込のお知らせ」ハガキが、昨日届いたんです。
『給付金の申請が受理されました。給付金の振込みを行います』という内容で給付金額が記されていて、『給付金の振込みは順次行なっております。振込み口座をご確認ください』と書いてあるわけです。
「振込みました」ではないのでどうかとは思いましたが、試しにATMに通帳記入をしに行ったんですね。
すると、なんと6月10日に振り込まれていました。

早!!!

申請内容に不備等がなければ2週間程度で指定口座に振り込まれる、ということだったので、早くても6月末くらいかな?と思っていただけに、マジで驚きました。
もちろん有難いんですけど、5月に申請した方がまだ給付されていないというニュースを見ていたので、なんだか申し訳ない気持ちになりましたよ。
政府が持続化給付金を委託した「一般社団法人 サービスデザイン推進協議会」については、いろいろ裏がありそうですしね。
(この「サービスデザイン推進協議会」についてnote記事を書いている方がいたので、興味がある方はどうぞ→『一般社団法人サービスデザイン推進協議会とは何者か。「持続化給付金」事務局の謎めいた正体を考える』)

でも、この給付金って、税金かかるって知ってます?
「給付金や協力金は収入とみなし、課税対象」ってことらしいんですよ。
(ちなみに、すべての国民を対象とした現金10万円「特別定額給付金」は、非課税です。)
ただこれは、課税対象になるからといって、支給段階で税金が引かれるということではなく、給付金や協力金は「事業による収入を補填するお金として、売り上げなどとともに収入に計上」され、これら事業による収入から経費などを差し引いた「事業所得に対して法人税が課される」ということなんですね。
そもそも、法人税が課されるのは「課税対象となる事業所得が生じた場合」で、税務上、黒字となった時。赤字というのは「事業所得が生じない」ということなので、赤字であれば法人税は課されない、ということです。
(フリーランスを含む個人事業主の場合は、納めるのは法人税ではなく所得税ですが、課税対象となる「事業所得」についての考え方は同じです。)

ワタシの場合、所得が多いわけではないのであまり影響はありませんけど、課税対象になるなら「給付金」とは言わないんじゃないか?という疑問が大きく頭に浮かびます。
アベノマスクも要らない人が多すぎて、今やクーポン券扱いのようになっていますしね。
全国で「アベノマスクと商品・サービスとの交換」が広がり、マスクが食事券や割引券などに交換できる“通貨”のようになっています。
集まったマスクは医療施設などに寄付されるということですけど、なんとまぁ税金の無駄遣いとしかいえませんね。

先日我が家に届いたアベノマスクを解体してみると

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1枚の巨大なガーゼが現れました。
1つのマスクが15層にもなっていることがわかります。
こんなに分厚い必要あんのか?と思いますけど、これが洗濯するたんびに縮んでいくわけですね。
(「アベノマスクを1週間使ってみた」という面白い記事を見つけたので、興味がある方はこちらをどうぞ→『まいどなニュース〈「アベノマスク」意外に使える?…1週間着けてみた 毎日洗ってサイズを計測したら…〉』)

こういったお粗末なやり方(政策)は、そろそろ終わりにしないと。
考え方が古すぎて呆れるし、時代遅れな日本が全世界に知れ渡っちゃって、なんだかすごく恥ずかしいし、何より「国民をバカにすんな」って感じですよ。

不満があっても、暴動もデモも起きない日本。
暴力ではなく、静かな声を上げて訴えていくのが日本のやり方なんでしょうか。
政府がどうの、政治家がどうの、と文句を言っても何も変わりませんから、一人一人が声を上げて政府を動かし、良い方向へ変えていかないとね。
そう思います。


みなさまのご支援に感謝します。