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つけペンで点描画を描く

麻紙に墨で描いている試し描きの絵は、今こんな感じです。

つけペンを使って点描で描くため時間がかかるのは仕方がなく、とにかく根気が要ります。ただ、根を詰めてしまうと手が使い物にならなくなり効率が悪くなるため適度に休むことが大事で、進めたいけど進めないというのがついて回るんですが、なぜだかこれくらい苦労する方が描いている実感が湧いてきます。
絵を描く行為はワタシにとっては特別で、修行のような時間です。描いている最中に手を止めるようなことが起こらないよう、周囲とは遮断する環境をまず作るんですね。
作業机を掃除して余計なものは置かず、いつでも口に入れられる一口サイズの軽食と飲み物を別の場所に準備し、スマホは遠くに置いて(時には電源を切って)全てが整ったら描き始めます。
作品を仕上げる時はいつもこんな感じなので、集中して何日も描く時は前もって食品を買いだめしておいて、制作中は完全に引きこもります。
絵や音楽、文章に携わっている方は「集中期間は引きこもる」というのは共通しているんじゃないかと思います。外界とシャットダウンすることで集中できるというか、いつの間にかシャットダウンしているというか。睡眠も食事もジャマになるくらい波に乗ると止まれなくなるので、引きこもれる環境を先に整えておいた方が良いということです。

試し描きとはいえ、適当に描くわけじゃありませんよ。いわゆる、練習です。
今回は美しい女性を描くはずだったんですが、少女になってしまいました。
最初は若い女性の顔でしたけど↓

口角を上げて唇を厚くしたら少し幼くなり↓

口が歪んで半開きのようになっていたので修正すると↓

更に幼くなりました。
描けば描くほど幼くなっていくっていうね。
まだまだ修行が足りませんな。

みなさまのご支援に感謝します。