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「アートな部屋」に線画を描く

先月は、色を塗り替えたクロスにトリックアート的絵を描いたという記事を書きました。

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描いた場所が目線より上ということもあるためか、この部屋を訪れた方々は絵の存在に気付かないことがあるようです。
たまたま目に入って「あ!」となって、「何アレ?」と吸い込まれるように近づいて見る、みたいな感じで、絵が描いてあることを言わなければ気付かないまま帰られることもあるとか。
絵が違和感なく部屋に溶け込んでいるというのであれば、それはとても嬉しいことで、描き手からすれば「描いた甲斐がある」ってもんです。

こういったことがいわゆる「遊び心」ってやつで、「こんなところにこんなものが」っていうちょっとした仕掛けのような、装飾としての楽しみを提供したいと思って作業させてもらっています。

ここの部分はトリックアート的なものだったのでリアル画を用いましたが、もうひとつのアートな部屋にはシンプルな線画を描くことにしました。
こちらは、クロスではなく扉に。

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この部屋の照明は「ひょうたん」なので

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関連を持たせるために、モチーフは「ひょうたんの花」をチョイスしましたよ。

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まずは扉全体を拭いて、表面をキレイにします。
その後は、あらかじめスケッチしておいた絵を見ながら壁画用水性塗料(ターナー ビッグアートカラー )で、直に描いていきます。

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この白ベースの扉は2面に合計3枚あり、これら3画面につながり感が出るように

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画面からはみ出るような構図にして、右の扉へ流れていくイメージで描いていきます。

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今回はごくシンプルな線にして細かい部分は描き入れませんが、ラインそのものは美しく仕上げたいので、慎重かつ丁寧に作業を進めています。

照明をつけると、こんな雰囲気になるんですけど

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模様がとてもキレイでしょ。
これを活かしたかったので、絵はシンプルなモノクロにしたわけです。

2日間で作業は一旦終了。
描きながらデザインを構成しているので時間がかかるため現時点ではここまでで、続きは後日となりました。

11月中には完成する予定なので、それまでお楽しみに。

続き→『「アートな部屋」の線画完成と作品のテーマの話

みなさまのご支援に感謝します。