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「アートな部屋」にトリックアート的絵を描く

最近はめっきり絵の制作から離れていて、インテリアのコーディネートや小物の製作やらが主となっていましたが、久方振りに絵描きらしいお仕事をしてきました。

カスタマイズをさせて頂いているお部屋の壁に、絵を描くことになりましてね。

「パン製作スペースのクロスが変色してしまっているので、何か良い方法はないか?」

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ということで、壁部分は塗り替えたんですけど

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天井部分をどうするか?となり、「それじゃ〜絵でも描きます?」ってな具合に話が運んだわけです。

変色はうっすらなので目立ちはしないんですけど、そこが気にならないように目線を移したいというか、違和感のない感じにしたい、クロスが変色したんじゃなくて元々こういう色だったみたいな仕上がりにしようと考えまして、『割れた壁からツタの葉が伸びてる図』を描くことにしました。

どういう意味なのか全然わからないと思うので、写真で解説していきます。

こんな風に、壁に割れ目を描いて

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壁の向こう側から葉が入ってくる感じにして

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更に天井部分にもツタを伸ばすと

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白い部分が外(屋外)、みたいに見えません?

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これに、影なんかをつけていって立体的にすれば

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完成です。

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「変色部分を覆い隠すように絵をガッツリ描いてしまう事はせずに、変色が気にならない、違う見方が出来るように仕上げたかった」っていうと出来る人っぽいですけど、ただただ遊び心を入れたかった、っていうのが本音です。
壁紙にこういった絵を描くのは初めてでしたが、イメージ通りに仕上がって安心しました。

「何で描いたんですか?」と聞かれそうなので、記しておきます。
ベースは壁画用塗料(ターナービッグアートカラー)で、細部(印影)は色鉛筆(ファーバーカステルポリクロモス)を使用しました。
参考までに。

みなさまのご支援に感謝します。