壁画制作①
先週の「試し塗り」でダメなことがわかった水性塗料をやめて、シャッターと壁に絵を描く塗料は、ターナーの「ビッグアートカラー」に決定しました。
『手軽に描き・塗れ作業性が良く、強い接着力でさまざまな下地に対応します。変色をおこしにくい強い耐候性も兼ね備えています』というのが売りで、屋内外の壁面などに適した水性ペイントということなので。
ただ、700ml で ¥3000〜¥7000と、まぁいいお値段でしてね。
ものすごく悩みましたが、耐久性と作業性が高いのは重要ポイントなので、安く買えるサイトを探して、そこで最小の色数を揃えて挑むことにしました。
屋内の壁画には、ビッグアートカラーで買えなかった色味を、ホルベインの「イージーペイント」を追加する形で使用します。
このカラーは短期イベント向きなので退色する可能性がありますが、影響のない程度にうまく利用したいと思います。
当初はシャッターから作業に入る計画でしたが、天候が思わしくないので壁画から先に取り掛かることになりました。
ってことで、壁画制作の工程をご紹介します。
まずは、壁の下処理です。
今回は、壁画のために石膏ボードにベニヤ板を貼って、それを下地としています。ベニヤに描くので、はじめにベニヤの表面にある釘穴や凸凹部分をパテで埋めていきます。
全て埋めたら、ホットエアガンを使って乾かします。(自然乾燥だと時間がかかるので)
乾いたら、ヤスリで表面を整えます。
ヤスリがけが終わったら表面を水拭きして乾かします。
次に、壁紙クロスとの境目の木の部分を塗ります。
(壁画スペースとクロスの境に大工さんに入れてもらったものです)
ベニヤに下塗り用塗料(シーラー)を塗ります。
(接着剤のような役割をするシーラーを先に塗ることで、塗料との密着性を高めます)
ホットエアガンで乾かした後、水性メタルコートを塗ります。
角の方はハケで
広い面はローラーで
今回は3度塗りしました。
ここまで約4時間。
やっと下書きに入ります。
先日「勝手に置き配」されたプロジェクターで、スマホに保存した完成図を壁に投影して鉛筆で線を書いていきます。
角度を変えて、絵がつながるように大きさを微調整して、もう1面を書きます。
これで下書きが終了です。
トータル5時間ちょいかかった感じでしょうか。
1日目はここまでです。
この続きは「壁画制作②」で。
みなさまのご支援に感謝します。