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ルパン三世

年に1度は必ず観る、なぜか観たくなる映画(DVD)っていうのがあるんですね。
となりのトトロ、天空の城ラピュタ、シリーズではオーシャンズ11〜13、ボーン・アイデンティティ〜ジェイソン・ボーンあたりでしょうか。
なかでも抜きん出て好きなのが「ルパン三世カリオストロの城」で、昨日それを観ましてね。

今まで何回も観てるのでセリフもBGMも頭に入っちゃってるんですけど、何度観ても面白いわけです。
子供の頃に観た映画というのはものすごく記憶に残るものですが、それが何十年経っても多くの人に評価される名作となれば、それは思い出だけの作品ではないということです。
しかも、アニメですからね。すごいことですよ。
今となってはCGが当たり前で、色は鮮やか、動きは滑らかですから、セル画で1枚1枚制作していた時代のものなんて画像が古臭いに決まってるんですけど、それが「CGでは出せない味」になっているわけで、そこがまた良いところです。

「ルパン三世カリオストロの城」は1979年公開の映画ですから、40年前以上の作品です。
ルパン三世の劇場版映画第1作目「ルパンVS複製人間」の次が「カリオストロの城」で、宮崎駿監督の映画初作品でもあります。
詳しくはこちらのサイトがオススメ↓
気になるあのエンタメ!ルパン三世カリオストロの城のゴート札のモデルは実在した?元ネタの偽札事件があるのか調査!

初めてカリオストロを観た時は、ルパンがちんちくりんで「なんじゃこりゃ?」と思ったのを覚えていて、ビジュアル的にあまり受け入れられなかったんですけど、ストーリーや描写が面白くて一気にお気に入りに登録されたわけです。

ルパンの顔については、子供心に疑問でしたね。
なぜこんなに顔が違うのかがわかりませんでしたから。
だって、劇場版第1作目がこれで↓

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カリオストロがこれ↓

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そもそも、テレビシリーズで見ていたルパンの顔がこれなので↓

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違和感しかないわけだ。

キャラクターをデザインする人が違うんだから当たり前なんですけど、子供はそんな大人の事情なんて知りませんからね。

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ちなみに、芝山努は「巨人の星」、「ムーミン」「天才バカボン」「ど根性ガエル」の作画監督、大塚康生は「太陽の王子 ホルスの大冒険」「長靴をはいた猫」「パンダコパンダ」などの作画監督、北原健雄は「エースをねらえ!」「名探偵ホームズ」「シティーハンター」シリーズなどの作画監督(←ワタシの世代はココ)です。

パート3のデザインなんて、これですからね↓

ルパン3

頭が丸すぎちゃって、具志堅用高にしか見えませんよ。
同じパート3でも初期〜後期で全然違いますしね。

ルパン3顔

後期の顔は、ほぼ円楽。

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パート3に関しては、総作画監督が存在しない特殊な形態で制作されたので、各話ごとにキャラクターのデザインが大きく異なるっていう不思議な作品になったそうですよ。

っていう、ルパンの顔あれこれのお話でした。


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