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アナログ人間

ブログやらの文章は最終的にはパソコンを使って入力しますが、基本は手書きです。頭の中にあるものを手で出力する感じなんですが、ワタシの場合「書く」という動作が必須となるようです。キーボードを直打ちしようとすると思考が働いてしまうので、思っていることすべてが素直に出てこないんですね。
手で書くと、出力すると同時に「記憶」にインプットされるので、自分の中の引き出しにすんなりおさまっていくような、整理整頓されていくような感覚があります。
ペンと紙が、その感覚のスイッチを押すのかもしれません。


文章を書くときに利用するのも国語辞典です。同訓異字や同音の類義語を調べるのにもってこいのこの辞典が大活躍中。

パソコンキーボードの直打ちで文章を書ける方はすごいなと思います。最近はやっと慣れてはきましたけど、まだまだアナログの方に偏っています。文章書きに関しては、効率よく時間を使いたいので直打ちで出力できるようになりたいとは思っているんですがね。
でも、絵に関しては手描きです。これに尽きます。頭の中のものをダイレクトに表現するには、手描きしかムリですね。

絵を描いている時というのは他とは違う感覚で、なんでかわからないんですけどめちゃくちゃ腹が減ります。エネルギーを使いまくっているというか、動いていないのに運動した時のように腹ペコになるんです。
これがパソコンで描くと全く腹がへらないんですよ。パソコン作業全般がそうで、パソコンで文章を書いている時も腹はへらない。
なんでですかね。
これはワタシの感覚ですけど、手で書く(描く)作業というのが違う世界と繋がる感じなんです。「あ〜、そっち系?」とか言われそうなんですけど、それ以外うまく例えられないのでそう思われても良しとします。アーティストの方には通づるモノがあるかと思いますので。

イベントなんかで原画を展示すると必ずと言っていいほど聞かれるのが「手描きですか?」で、「そうです」とお答えするとものすごく驚かれます。
ワタシからすれば「原画なんだから手描きに決まってんじゃん」と思うんですが、さほど大きくないサイズに緻密な絵が描かれているので「パソコンで描いて印刷したものだろう」と思い込んでいる方が多いんです。今や、パソコン画が主流ですしね。
アナログの絵が描けなくてもイラストレーターにはなれますし、需要と供給のバランスが取れれば仕事も成り立ちます。そんな中アナログ画を描く絵描きは貴重だと思いますよ、自分で言うのもなんなんですけど。

artwork原画 BASEにて販売中

ワタシはとにかく「原画を見ていただきたい」と思うので、発表の場を年に1回は設けています。動画では伝わらない音楽ライブと一緒で、画像や印刷では伝えられない生の絵を感じていただきたいのです。
「常に作品を展示できるギャラリーを創る」
これを目標に制作を続けます。


みなさまのご支援に感謝します。