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陶器製のシンクにタイルを貼る

「アートな部屋」にカスタマイズをさせてもらっているお宅で、今度はスロップシンクをアレンジすることになりました。

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「絵を描こうか?」という予定で計画を立てていたんですけど、いろんな所が仕上がっていく中で「タイルを貼るのがいいんじゃないか?」となりましてね。

既に2箇所の壁にタイルを施していたこともあり

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違和感ないんじゃね?ってことで、絵ではなく、タイルを貼ることに決定しました。

「モザイクタイルでアートな模様を」と思ったんですけど、部屋のイメージには合わない感じがしたので、今回は“既に形になっているタイプのタイル”を貼り付けていくことにしましたよ。

で、部屋の雰囲気に合い、すぐ後ろにある壁紙にもマッチするんじゃないかと選んだのがこの「葉っぱ型タイル」↓

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大きいので約50x 30(mm)、小さいので約20x 12(mm)と、いろんなサイズとカラーが楽しめるお得なセットが見つかったので、コレに決めました。
色がアンティークカラーなので、「アートな部屋」にはピッタリです。
この他に、これまたレトロなモザイクタイルを合わせることにして

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スロップシンクにランダムに貼る計画です。

タイル貼り作業の前にまずは、シートに貼られて届いたモザイクタイルをバラバラにします。
普通は、シートのまま壁に貼ってから表面の紙を剥がすんですけど、今回は1個1個貼り付けていくので、最初に表面の紙を剥がさないといけません。

表面の紙を水で濡らして

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数分待ってから、紙をゆっくり剥がします。

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表面にノリが残っているので、それを取ります。

アクリル毛糸を束にして水を含ませて

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表面を擦っていきます。

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だいぶたっぷりノリがついちゃってるのわかります?

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これを、ひとつひとつ丁寧に拭いてキレイにしていきます。

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これが、貼る前に行う準備です。

で、作業当日。
やや曇り空で肌寒い日だったので、乾きづらいであろうことを想定して作業スタートです。
マスキングテープを貼ってから、タイルを貼り付けていきます。

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葉っぱ以外にも、2cm角のタイルをカットして貼っていくんですけど

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ランダムに貼っているので、タイルとタイルの間にはどうしても隙間が出来てしまうため、1cm角のタイルを三角にカットしたものを隙間に貼り付けていき

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4時間半くらいで、貼り付けは終了しました。
先にも言ったように、この日はやや曇りで気温が低く、ボンドが予想以上に乾かなかったんですね。
陶器の表面が滑りやすい上に形がだいぶカーブしているのもあって、タイルが重みでズレたりするので、ある程度乾くまでは注意しないといけません。
完全に乾かないと目地埋めは出来ないので「この日はムリ」ってことで、作業は後日行うことになりました。

で、5日後。
目地埋めだけをしに伺いました。
ヘラで目地材を入れていき、スポンジでならします。

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表面が乾いたらキレイに拭き取って

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完成です。

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スロップシンクの内側はカビ等の心配があるのでタイルは貼らず、外側のみ行いました。
後ろの壁紙クロスとの色味がバッチリマッチして、いい感じに仕上がりましたよ。

実を言うと、ベージュのレトロモザイクを貼っている時、なんとな〜く昭和な便所感漂う気がして

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くじけそうになっていたんですけどね。
出来上がったらそうでもなくて、安心しました。

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照明のシェードにモザイクタイルを貼ったことがあるんですけど、今それは実際に我が家の洗面所に取り付けて使っています。

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モザイクタイルは仕上がりがカワイイですし、作業自体がすごく楽しいので、こういうアレンジ(モザイクタイルアート)はこれからもやりたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。