見出し画像

教科書のラクガキが見つかる

1年くらい前に「教科書はラクガキだらけだった」なんてことをnoteで書いたことがあり(→過去記事『ラクガキとは』)、どんな感じのラクガキだったのかは実物がなかったので想像図的なものを画像で載せていたんですが、昨日、その証拠が出て来ました。

母に用事があって1階へ降りると、「おもしろいのが出てきたよ」と国語の教科書を見せられましてね。
高校1年の時の、ワタシの教科書と思われるものがなぜ今ここにあるのか?
そして、これの何がおもしろいのか?
見当もつかず「また余計なもの取っておいたな」と半分呆れながら中身を見ると、いきなり見開き3ページに渡ってラクガキが見つかりました。

画像1

画像2

画像8

描いた時の記憶は全くないので、なぜ「おどるぽんぽこりん」の歌詞を書いたのか?ミッキーやムーミンを描いたのか?理由はわかりません。
所詮ラクガキですから、よっぽど授業が退屈だったんでしょう。
バカボンパパのセリフを見て想像するに、自分のやっていること(ラクガキ)を正当化しているようには思えますけど、ここから先のページに載っている人物写真を見れば、確実に遊んでいることがわかります。

川端康成が、こんなんですからね↓

画像3

近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人が、超弱クラスのサイヤ人みたいになっちゃって、全然文豪じゃないし。
詩人リルケは、フランケンシュタイン風な容貌の、売れないサーカス団にいそうな感じになっているしね。↓

画像4

更に、
生物学史家の八杉竜一。
ラクガキが酷すぎてどんな人物なのかがわからないのでネットで調べてはみたけれど写真が見つからず、本当の顔がわからないんですがね。
だって、これだから↓

画像5

ふざけすぎ。
消しゴムでガッツリ消しちゃってから描くもんだから、原型なんてないわけだ。
たしかこれは、ラクガキセンスのある男友達に教えてもらった技法なんですけど、面白がってこういうことばっかりするもんだから、テストのサービス問題に答えられない、ってことが起こるわけです。
この人物(顔写真)は次のうち誰?っていう3択問題も、自分の教科書の茨木のり子がこれだし↓

画像6

答えられるはずがないよね。まさに、ばかもの。
日本の第82代天皇の後鳥羽上皇なんて、更にわからない↓

画像7

もう、放送事故レベル。
叱られるやつですね。

別人に変異しているラクガキ以外にも色々あるんですけど、今回はこの辺で。
「ちゃんと勉強もしてるよ」と、書き込んだメモを指差して母がフォローしてくれましたが、それ以上に確実に遊んでましたね。
記憶の中にしかなかったラクガキの存在が目の前に現れたことで、恥ずかしさや愚かさよりも「なんて自由だったんだ」と、自分の行いに思わず感心してしまいましたよ。

母の問題気質である「なんでも取っておく」というのがラクガキ発見へとつながったので、今回はグッジョブ!ってことで。

みなさまのご支援に感謝します。