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マスクの柄合わせ

コンペに出展する絵の制作もやらなければいけないものの、布マスクの生産も早めにしたいところなので、昨日はマスクに絞って制作することにしました。
というのは、週に1〜2回のペースで母がレクリエーションの先生として介護施設に働きに行っていまして、使い捨てのプリーツマスクを装着していくんですけど、噂の「アベノマスク」みたいに、ガッツリベタッと顔に張り付いている状態で使っているのを目にしたんですね。
顎が出ちゃって、変な昆虫みたいになっているので「マスクをつけたら、ワイヤーを鼻にフィットさせて、プリーツを広げるんだよ」と言ってるんですけど、いまだに正しい付け方をしているところを見たことがないわけです。
しかも「苦しいから、しゃべる時は取ってる」なんて恐ろしいことを言うもんで、それじゃあ立体マスクを作ろうかと思ったんですよ。

この前試作したものから、長さと角度を調整して型紙を改良してもう1回作ってみることにしました。
ちなみに前回の試作マスクはコレ↓

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今回は2度目の試作ですが、うまくいけばそのまま使えるので柄合わせもしてしまおうと思います。
その、柄合わせのやり方を参考までに紹介するので、興味がある方はご覧ください。

まずは、厚紙に型を書いて

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カッターで綺麗に切り抜きます。

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というのは、外側も使うからなんですね。

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なぜなら、柄合わせに必要だからです。

布が無地ならこっちだけ↓で問題ないんですけど

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立体マスクの場合は、布の合わせ目が真正面にくるので、中央部分の柄がズレるとカッコ悪いんですよ。
小さな柄の生地なら別に気にならないんですけど、模様がハッキリしていたりグラデーションがあったりすると、柄を合わせないとおかしな感じになるわけです。
そういう場合に、外枠を使って柄の位置どりを決めるんですね。
こんな風に↓

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位置が決まったら、くり抜いた中身を戻し入れて

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外枠を外します。

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普通は布を中表で二つ折りにして切るんですけど、それだと柄が合わないので別々に位置を取ります。
もう片方は、型紙を裏にして柄が同じになるように位置を取って

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縫い代(1cm程度)を加えて裁断します。

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これ以降は、特別な作業はなく普通に縫っていきますが、今回は裏地にタオルガーゼを使ってみることにしました。

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ちょっと厚みがあるんですけど、試しに作ってみます。

表側と裏側を作って、中表にして表裏を縫い合わせます。

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裏返してフチの部分を縫ってから、ゴム通しを作って

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ゴムを通せば完成です。

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正面から見ると、こんな感じ↓

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ちょっとズレてるわ〜。

結果をいうと、裏地はガーゼの方が良い、形がまだとんがっているのでその部分を3mm 程調整、ということになり、再び作り直しました。
それが、これ↓

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柄もまぁまぁ合いましたね。
形も良さそうなので型紙はこれで決定、やっと量産できそうです。

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