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貧乏とボンビー

「この絵描き、貧乏って言ってるわりには結構ちゃんと生活できているではないか」なんて思われているんじゃなかろうかと勝手に想像していますが、ワタシは貧乏っていうか、ボンビーです。
貧し過ぎではないけれども、潤ってはいない。ドン底からは抜けている手応えはあるものの、先行きは不透明。そのわりに全然苦しくはなく、むしろ楽しめている。なので、漢字で「貧乏」と表記するのとはちょっと違って「ボンビー」。ポジティブなビンボーです。

ボンビーメンとかボンビーガールとかは若さとパワーがある感じがしますけど、ワタシの場合ボンビーババアですからね、響き具合から普通にリアルで悲壮感が漂いますが、元気ですよ。

息子もひとり立ちしましたし、自分のやりたいことに集中して挑戦できる環境になったことと、それを応援してくれる家族や仲間もいるので頑張れています。
で、そんな仲間のひとりからもらったチョコレート。

「チョコレート好きでしょ?」とくれたのはいいんですが、“ゆず” が食べられないっていうね。それも “ゆず胡椒” って、なんて微妙なんでしょう。全然食べたいと思わない。
昨日は無性に甘いモノが食べたくなり、家にあるクッキーやらチョコレートを食べ尽くしたんですね。それでもまだ摂取したい欲求がおさまらず、ふと見るとゆず胡椒チョコが目に入ったワケですよ。「せっかく貰ったし今度気が向いたら食べよう」とずっと置いておいたこのゆず胡椒チョコを、しょうがなく食べたんです。

ウマイではないか。

味はそのまんま、ゆず胡椒とチョコレートなんですが、オレンジ&チョコレートにピリッとしたスパイスが効いている感じですかね。はじめての味に出逢った不思議な感覚と、思っていたものと全然違ったいい意味での裏切り度合いに感心しつつ、あっという間に完食しました。
食わず嫌いはいけませんね。
「不味いものをくれるわけがない、ということになぜ気づかないんだ」と自分を叱り、「ウマかった、またよろしく」と報告と連絡を入れたのでした。

みなさまのご支援に感謝します。