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ミモザを植えたい

春になり草木が気持ちよく育つ季節になったので、ずっとストップしていた「グラベルガーデン作り」の続きに取りかかろうと思います。
防草シートを敷いて石を敷き詰めた所で終わっていて、植物を植えるんだけれども何を植えるかはまだ決まっていない、というところで冬を越したんですね。

2020年にはじめて庭にコキアを植えて、その際に出来たタネを昨年同じ場所に適当に撒いたら見事に育ちまして、庭の一角がコキアだらけになったんです。
それがとても良かったので毎年こんな感じに楽しもうかと思い、コキアを植えるためのスペースは確保したいと思いましてね。

そこで、コキアを植えるための花壇部分は長方形にと考えて、防草シートはくり抜いておいたので

ここをキレイに整えるために、土と石の境目に置くレンガを購入して来ました。

長方形にくり抜いておいた部分のシートをはずして、敷き詰めた石を脇に寄せます。
3色のレンガをランダムに並べ、石を元に戻し平にならして

ぐるっとレンガで囲えば、花壇の完成です。

直線なのでとても簡単でした。
土には腐葉土を混ぜて、フカフカな感じの柔らかい状態にしたので、後日タネを撒きたいと思います。

一方、丸型の方はというと、実はまだ植えるものが決まっていません。

「ミモザ(アカシア)がいいな」と思ったんですけど、地植えすると巨大化するらしく、5m以上の大物に成長してしまうのは困るので地植えは諦めました。

でも、あのフワフワの黄色いポンポンは毎年見たい。

「ミモザ」は、マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称で、絵の具のチューブから出したような鮮やかなイエローの花が咲く常緑高木です。
寒さに強くお手入れも簡単ということから、シンボルツリーや庭木として人気があります。
品種は1000種を超えるといわれていますが、「銀葉ぎんようアカシア」や「真珠葉しんじゅばアカシア」が国内では多く流通しているようです。
銀葉アカシアは大きくなりすぎはしないみたいなんですけど、「大きくならないと言われて飼った犬なのに超デカくなった」という話もよく聞きますし、この手の情報は信用すべきではないと考えているもんで、地植えじゃなく鉢植えで育ててみよう、となりましてね。

で、今の時期なら植物店に行けば売っているんじゃないか?と、急遽見に行ってみることにしましたよ。

訪れたのは、我が家から車で15分くらいのところにある「緑化センター」。
野菜や草花、庭用の草木なども揃うので、業者さんもよく利用されているようで、いつもお客さんがワラワラいてとても賑やかです。
広い敷地内には、大きなビニールハウスの他、屋外にはびっしりと草木で埋め尽くされていて

全部写しきれないんですけど、とある一角から見える景色でこんな感じです。
この中から、「ミモザ(アカシア)の苗木を見つけ出す」わけです。
スタッフに尋ねれば早いんじゃね?と思うかもしれませんが、パートのおばちゃん同士が「あれどこにあるっけ〜」と声を掛け合うものの結局知ってる人が見つからない、とかがありがちなので、自力で探す方がよかったりするんですね。

ってことで、ボスと二手に分かれて端からひとつひとつチェックしていくことにしました。
まずはビニールハウス内から物色しましたが、ここは花や観葉植物が主で苗木系は全くなかったので、屋外の庭木系を見てまわります。
大きいものから小さいものまで、多種が寿司詰め状態に並んでいるんですけど、これ売り物か?っていう疑問しかないほぼ枯れているものまでたくさんあって、見るのが余計大変な状態でしてね。
かき分けて見る、みたいな。
売れそうにないミテクレのものも退けないまま新しいのをどんどん置いていっても許されちゃう、っていうのが「田舎の緑化センター」って感じです。
それでもお客は来るわけだから。

あるかどうかもわからないものを見つける、というのは宝探し的感覚で、ちょっと楽しかったりします。
いつものワタシなら「時間の無駄で非効率」と考えがちなんですけど、何となく「絶対どこかにある」っていう変な自信みたいなのがあって、探検気分でプラプラと、ローラー作戦の如くしらみつぶしに当たりまくり、最後のコーナーを曲がりかけたところで

いましたよ、アカシアの軍団が。
最後の最後に、見つかりましたよ、4種類。

アカシアは、品種によって葉の形や花のつき方なんかも違うんですけど、黄色いポンポンが咲くというのはどれも同じらしいので、今回はこれを購入してみました。

「三角葉アカシア」と「プルプレア」

三角葉さんかくばアカシアは、その名前の通り葉が三角形の品種で、さほど大きくはならないと聞きますが、それでも2~3mの高さにはなるそうです。
そして、ギンヨウアカシアの一種であるプルプレアは、新芽の時期の葉色が濃い赤紫色になる品種で、冬が終わりに近づく頃に葉が紫色に染まり出すんだそうで、花が咲かない時期も葉の色で楽しめるというものです。
よく見かける「銀葉アカシア」の葉はオジギソウのような形をしてるんですけど、今回は葉の形が珍しい品種をチョイスしてみました。

別の日、別のお店では更に違う品種を見つけましてね。

「スノーウィーリバー」

スノーウィーリバーは、多湿に耐える丈夫な品種で、耐塩・耐霜性にも優れていて育てやすく、葉は細い棒状というのが特徴です。
これもまた銀葉アカシアとはかなり雰囲気が異なりますね。

今回3種を購入したのは、育て比べをしたかったというのと、純粋にミモザを楽しみたかったからなので、これらはそれぞれ鉢植えで、数年後にはてんこ盛りのポンポンが咲くように大事に育てたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。