Vol⑦投手のコントロール分析(Bs鈴木投手を例に)(4241文字、動画14本、写真20枚)
※過去最長の内容に…
①7月1日(水)、史上初の出来事がプロ野球で起きました。
それは、『都立高校出身で高卒プロ入り投手の勝利』です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31185ef0aa456b7e9180841d0a00f0e36babe54b
5回を何と無安打。73球でマウンドを降り、後は味方打線に託すだけ。
オリックス打線が点を取ってくれ、そして後援が西武打線を抑えてくれて、プロ入り初勝利が舞い込んできました。
彼との繋がりは昨年春先。
私がタマホームスタジアム筑後にファーム戦を観戦に行ったとき、オリックスは鈴木優投手が登板していました。
私は常にハイスピードカメラで投手や打者、選手のフォームや動きを撮影しているので、この日もいろんな選手を撮影していました。
その一人が鈴木優、でした。
そして私はTwitterをしていますが、そこで気付いたことを良く呟いています。
『軸脚の使い方が…』なんてことを呟いた記憶があります。
すると何と本人からDM(ダイレクトメール)がきたのです。
彼からは自分も軸脚の使い方がしっくりこない、というような内容だったと思います。
そこから彼との連絡が始まりました。
高卒でプロ入り5年目、1軍での登板も2回と正直危機感を感じていた時期なのではないかと思います。
そんな時に目についた私のツイート。
今のままじゃダメだ、どうにかしないと…
その思いが今にあるのだと私は思っています。
彼の課題はコントロールでした。フォーム的なアドバイスももちろんですが、私は彼にコントロールがどうやったら良くなるのか?の話を行いました。
すると彼の成績が……
自分で言うのもなんですが、彼も『久保田さんから指導を受けてから…』というので間違いないでしょう(笑)。
結局2019年は2軍で22試合に登板、6勝3敗防御率2.81をマークしました。特に私と知り合ってからの防御率は1点台だと思います。
ということで、今回は鈴木優投手に私がどのようなコントロールチェックをしているのか?
以前、オンラインサロンやオンラインセミナーでもコントロールについてお伝えしましたが、今回はその内容と少し違います。
https://note.com/creativesports/n/n021a0dc3a292
今回は1試合を通してどのようなチェックとどのようなアドバイスをしているのか?
完全に試合用です。
この分析はかなり選手に分かり易くなっています。
先日の当番では負け投手となってしまった鈴木優投手ですが、そこでも今回のチェックでアドバイスしています。
次の登板が非常に楽しみです。
では私が鈴木優投手に行っているコントロールチェックをどうぞご覧下さい。
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