もうどうでもいいよ
沢山の情報や状況が蠢く現代、荒波に飲まれまくった、つまるところ何もかもが
どうでもいい
これに尽きる、のだ、どうでもいいよ、こんなこと
今、私は横浜にある山下ふ頭にて行われている「Art Squiggle Yoknhama 2024」に足を運んでいる
それに足を運んで、より深くこの思いに馳せることになる
どうでもいい
もうこれだけあれば十二分に満たされるじゃないか、さざなみに近い音、面白いモチーフ、幻想的な光、もうこれだけあれば十二分に満たされるじゃないか
物事を真意を手繰り寄せるかの如く羅列された文字列、今までは真面目に読んでいた、これすらもはや
どうでもいい
感じればいいのだ、五感こそ手繰り寄せればこれで済む話なのだ、なのに何故?ここまできて手繰り寄せさせるのだ
もう、飽き飽きだこんなこと
言いたいことを寄せ集めれば五万とある、現に頭なんて動かしていないのだ、指が勝手に動いて文字を打っているにすぎない、ただ衝動だけが確かに動いている
散々言い散らかして思うのはそれでも
どうでもよくないのだ
分かち合うためにはどうしたらいいのか?真理と信じたものをどう継承していくべきか?この思考にこそ意味がある
だから文字の羅列がある、だからこの展示が現出している
どうでもよくないのだ
物事の心理を噛んで含ませるかのように、ただ後ろから聞こえるさざ波の音を心に刻んでいる