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宙の人

人と交わる生活の中

華やかな音に囲まれながら

何一つ繋がる糸がない

不自由のない日常に潜む

孤独の影が

時より目の前に現れて

久しぶり、と手を振ってくる

居場所は何処だと彷徨いながら

ここまでやって来たような

今立つ場所を疑っては

地球の傘の向こうを想っていた

夜に掛かったあの天体が

どうしようもないほどに懐かしく

あんなにも綺麗に映るのは何故だろう

空に転がる光の粒が囁くように揺れている




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