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ミニマリストの服選び、本当に一軍だけでいいの?|ミニマリストのモノ語り

ミニマリストの哲学、主義、思考のコアは、物事を単純化し、本質を見極めることで豊かな生活を追求するものだと思ってます。
その一環として、服選びにおいても「一軍だけ」を持つことが主張されることがあります。
しかし、果たして本当に一軍服だけで十分なのでしょうか?

注)…本記事での「服」のランクについて、1軍は着たらテンションが上がり、ときめく、公共の場に着ていったり、初対面の人に会える服。
2軍はときめくわけではないがお気に入りで、親しい友人くらいには会える服。3軍は家族の前ならギリOKで、普段人前には着ていこうと思わない服を便宜的にそう呼んでいます。

ミニマリストの服選びの基本原則

ミニマリストは、物に囲まれずに生きることを提唱します。less is more の精神ですね。
服選びにおいても、必要最小限のアイテムで満足することが重要視されます。一軍だけを持つことで、シンプルなコーディネートが可能になり、収納スペースも節約できます。また、無駄な買い物を避け、経済的なメリットもあるよ、という主張そのものはとても理にかなっていると思います。

一軍だけの服選びのメリット

一軍だけの服選びには、数々のメリットがあるのは事実です。
シンプルなアイテムであれば、コーディネートが簡単になるし、持ち物も少なくて済みます。
主目的にするのは違うけど、副次的な要素としては経済的な節約も可能ですね。しかし、これが本当にすべてなのでしょうか?

多少の2、3軍バリエーションが必要な理由

一軍だけの、全部自分のお気に入りの服だと、疲れませんか?
かくいうボクも、一時期は全てを自分のお気に入りの一軍で揃えようとしていた時期がありました。
ルームウェアをDEISELのスウェット上下にしたり、スポーツウェアをOakleyで揃えたり。

でも、結果ルームウェアはUNIQLOに置き換わったし、スポーツウェアはAmazonの無名格安Tシャツに落ち着きました。
これらをボクは一軍服だとは思ってません。むしろ、2軍以下。スポーツ以外では人前に着ていくことはない服です。
でも、だからこそ、それがいい。

ルームウェアをDEISELにしていたときはコーヒーをこぼしては一喜一憂していたし、その場で洗えば着るものがなくなるし、いろいろと一軍であるせいでの「気疲れ」を無意識に感じていました。
スポーツウェアも同じです。山登りをすれば泥だってつくし、バスケでは毎回大量に汗もかくし、汚れは普段着よりも多いはずです。
頻繁に洗濯すれば痛みは早くなるけど、毎回洗わないわけにはいかないし、かといって都度ネットに入れるのも一手間です。

そんなわけで、ガシガシ使う「消耗品」には一軍は必要ないという結論に至りました。
今は汚れたら即捨ててもいいや、くらいのゆるい気持ちで3軍服をフル活用しています。
最近のお気に入りはこちらのノーブランドのスウェット上下。
十分に温かいし、乾燥機にかけてもきになりません。
ワンシーズンで使い倒せば、夏にしまっておくスペースも不要。

あくまで生活スタイルは自分次第。
有名ミニマリストの生活スタイルと同じなわけがないのです。
なので、一軍だけで過ごせる人はそれでいいし、そうでないならバランスよく2、3軍の服を取り入れる柔軟性は大事です。
自分だけの服のバリエーションを持つことで、自分らしいスタイルを表現し、生活の柔軟性を保つことができますから。

バリエーションを取り入れる際のポイント

これはミニマリストさんにとっては釈迦に説法で恐縮ですが、バリエーションを持つ際には、ベーシックなアイテムを選ぶことが重要です。
また、無駄な買い物を避け、持ち物をローテーションさせることで、無駄な消費を避けることができます。
服の2、3軍バリエーションは、必要な1軍アイテムだけを持つこととは異なり、自分のスタイルを豊かにする手段と言えます。
だからこそ、自分のライフスタイルに応じて例えばロンTか、半袖Tかも熟考し、なんなら買って検証し、納得してラインナップの最終レギュラーに加えるわけです。

ミニマリストの服選びのバランス

じゃあ、なんでもかんでも2、3軍だけにした方が楽なのか?もちろんそういう人もいると思います。
でも、最終的に一軍とバリエーションの適切な比率を見つけることが重要だとボクは感じます。
やはり、一軍服の方が自分のテンションが上がることは間違いないからです。(2、3軍の服でアガルのなら、それが一軍服と言えるはず)

自分らしいミニマリストのスタイルを見つけるためには、2、3軍だけでなく、多少の一軍服も必要な場合があるでしょう。
バランスを保ちながら、自分の生活に必要なアイテムを選ぶことが、ミニマリズムの真髄かもしれません。

結局のところ、一軍だけで十分か、それとも多少のバリエーションが必要かは、個人のライフスタイルや価値観によって異なります。
ミニマリストとしての生活を送る中で、自分にとって最適な選択を見つけたいですね。

それではまた。

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