「逃げ恥」20年前ver.

今年のお正月に放送された「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」を、訳あって、先日2回目の視聴を、父と妹と一緒にした。参考までに言うと、池田は基本的に1回見たドラマや映画を2回目見ることはない。が、父が見てなかったというのと、個人的に一度で消費しきれず、もう一度見たかったということもあり、2回目見ることになった。

個人的な感想としては、「詰め込みすぎ」というのが印象だった。
通常放送の際には「所どころに社会に問いかけるようなシーンがある」ということで話題になっていたように思うが、今回はそれらの詰め合わせセットのような、今までは週に1度出されていた宿題が夏休みでまとめてドンと渡されたような、そんな感覚になった。見終わった後に思わずため息が出るような。

で、今回話したいのはそこではなく、父の話。
父の感想は「古い」だった。いまさらこんな問題を新しげに出されても、というような反応だった。

作中では、平匡さん(星野源)とみくりさん(新垣結衣)の子育ての苦悩が多く描かれていた。男性の育休取得に対していい顔をしない上司、性別に関わらず使える名前等。

実は父、20年前に、第一子である池田が生まれたときに、会社で初めて男性で育休を取得、性別を確認する前から「風雅」というめちゃくちゃカッコいい名前を付けるなど、逃げ恥で悩んでいたことを、とっくにやってしまっていたのだ!!(ちなみにその1年半後、妹が生まれるときにも同じことをした。)
作中、「一緒に親になるのに女性だけが育休を取るのはおかしい」「男性が”手伝い”をするという認識ではいけない」など考えさせるシーンがあったが、そのたびに「そうなのよ。こういう葛藤を私もしたのよ。」とつぶやきながら見ていた。

そうね、20年も前にね。

こう考えると、池田の父、まじすごくね?????
って思った、という話でした。

ちなみに池田の両親は事実婚なので、夫婦で名字は違います。
これ、池田家モデルにして20年の構想を経て逃げ恥できた説あるな。

今日から新垣結衣と星野源の子どもとして生きていきます。ありがとうございます。

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