キミに出逢うまで(雑種 2代目チビ♂)
2代目チビは、親戚のおばさんが牛乳パック1本持ち、連れて来たと母から聞いたことがある。
おばさんらしくてちょっと笑ってしまった。
チビは長い綱につながれていた。
私が帰ると夜中でも右へ左へ走り、喜びを表現してくれた。
特別構ってあげていたわけでもない私の帰りを喜んでくれたチビを今思い出し、涙が滲む。
家族を無条件に愛してくれたんだね。
もっともっと応えてあげれば良かった…
チビは何年生きたのか定かではないが私が18、19歳あたりまで居た。
ある日の朝、玄関から出るとチビが玄関先に伏せるように居た。
父が「もう、そんなに長くなさそうだ。こっちへ(私達の近くへ)連れて来た」と言った。
私が「チビ」と呼んで頭を撫でると、ちょっとだけ上目遣いに私を見て、また目を伏せた。
その翌日にチビは旅立った。
今の時代はあまりよろしくないのかもしれないが、チビはうちの庭に土葬した。
2代目チビが庭で飼っていた最後の犬だ。
それ以来、20年以上犬の居ない暮らしだった。
そして…
今から2年前にcreaが旅立ち、1年が過ぎた頃、気持ちのやり場がなく、すがる思いと半信半疑ではあったがアニマルコミュニケーションを受けてみた。
その時、creaがうちの子になったことについて「懐かしい、また戻ってきた」と感じたそうだ。
コミュニケーターさんには以前犬を飼っていたことは伝えていない。
そのことはそれ以上掘り下げて聞かなかったが、生まれ変わりというものがあるとしたなら、2代目チビでは?と感じた。
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