安田章大考~安田君は本当に意味でアイドル~

安田君は本当に意味でアイドル

安田君はもしかしたら関ジャニ∞の中で一番メンタルの強い人かもしれない。

村上君だって横山君だって精神が強いに違いないんだけれど、彼らの強さは男性的な男性的な繊細さに欠けるある意味ちょっと鈍い強さ(決して優しくないわけじゃない)で、安田君の強さは繊細で女性的なんだけれど、折れない強さというか。

例えると横ひなが大木であるのなら、安田君はどんなに風が吹いても折れない柳のようなしなやかな強さ。

彼はメンタルの好、不調を画面に出さない。だけどけっして彼に辛いことがないわけじゃない。

2017年2月、安田君は脳腫瘍の大手術を行ったが、その前から頭痛が酷かったらしい。翌2018年4月に後遺症の影響で転倒し、背中、腰を全治3か月の骨折。同7月にはコンサート(『GR8EST』)に立っている。

『GR8EST』のツアードキュメントには彼の痛々しい姿も収録されているが、コンサート本番の映像ではうかがえない。

病気の後遺症で不自由な事(海に潜れない、サングラスをかけなければならない等)も多いのだろうけれど、「かわいそうな俺」にならずに「仕方ない」とあきらめるわけでもなく、粛々と自分のやるべきことをやる雰囲気で、40歳前の人間とは思えない。

多分彼は今世で悟りをひらいて、もう輪廻しないんじゃないだろうか・・・。

「アイドル」の語源は偶像で、宗教で信仰される人、物(仏像とか)を表すらしいけど、弱音を見せず前向きな姿勢を見せる彼は崇拝対象にふさわしい。

安田章大は自分軸の人

私が安田君を初めて認識した2020年、彼はジョニーデップだった。

ロン毛でグラサン、向こう側が見えるほど大きいピアスの穴。とてもアイドルとも思えない風貌で怖い人かと思いきや、語り口は穏やかで優しかった。

その後見た「十祭」(2014年)でそのジョニデの姿は見当たらず、かわいい少年みたいな青年が同じ「安田」の名前で呼ばれていた。

あれ?安田君いない?同姓同名の別人???
(別人28号はもう一人いて、丸山君も「十祭」と2020年とでは別人。)

その後関ジャニ沼にはまりいろいろ過去映像を追っていくのだが、まあ彼の髪型、服装、雰囲気が変わること変わる事。

新規の私が追えたのは、かわいい初期⇒病気後の少し男っぽい時期⇒ジョニーデップ期⇒髪を短くした2021年期の4形態。(もしかしたらもっとあるかもしれない)

何もかもが別人のような変貌ぶりだが、別にやらされている風でもなく、彼がその時に良いと思った雰囲気になっているだけで、よく若手がやる奇抜なファッションにして覚えてもらおうといった意図には見えない。

村上君、丸山君は場面場面で求められる役をやる役者のよう(「丸山隆平考~私は彼の事を書く事を恐れていた~」https://note.com/cre8ter/n/n6dc4a9b0d19b)で仕事相手目線、ファン目線をかなり気にしていそうだが、安田君は自分のなりたい自分像があって、それを体現していく。

仕事目線、ファン目線を気にしたら、あれだけ大きいピアスの穴は開けないんじゃなかな。ドラマやCMやりにくいし(ドラマは後遺症の関係で無理かもしれないけど)

安田君と他のメンバーは自分軸で生きていて、丸山君は他人軸で生きている。

これが丸山君と他メンバーとのメンタルのタフさの違いなんだろう。

安田君はおそらく辛いことがあってもきっと乗り越えていってくれる、そんな安心感を覚える。

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