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You are you.I am I 自他境界が曖昧すぎた私

過去に境界性パーソナリティ障害と診断された私。
「あなたはあなた、わたしはわたし」
そんなの当たり前なんですけど、言葉は分かっていても『理解』はできてませんでした。
10年くらい前は自分の価値観を他人に押し付けてはいけないんだ、とかそういうレベルのことすらできていなかったので、それを考えると今はまだマシになったかなと。
一言で言えば「自他境界が曖昧」っていうのが自分の中の大きな問題で人間関係が上手くいかないことが多かったです。
これが理解できるようになって大分生きやすくなりました。


どうやって理解したのかというのは置いておいて、最近自分の自他境界がおかしかった原因がなんとなく分かったので書き留めておきたいなと思ってnoteに書くことにしました。



原因を端的に一言で
「母親の私に対する自他境界がおかしいから」
これです。

今までずっと子供の頃異常に過保護だった、とか、私のことを所有物扱いしている、とか、私のことを一人の人間として見ていない、とか感じることが多々あったのですが、3年ほど前にあった出来事(詳細は省きます)を思い返してこういう結論に至りました。
うちの母は私に対して自他境界が曖昧
というか、私の領域を母自身の領域だと思っている節がある。

これに気付いたとき、衝撃というか納得感というか、一人暮らしになって少し楽になった理由とか色々分かって、同時に恐ろしくもなりました。


私自身の自他境界が曖昧なせいで人間関係が上手くいかず、そのせいでうつ病患ったり生きづらさを常に抱えていました。
なんで自分の自他境界が上手く引けないのか、それは生まれてからずっと母という他人に境界を踏み躙られてきたからでした。

思えば、私が「つらい」と言った時に「つらいわけがない私はつらくない」と自分の感情を押し付けてきたり、細かいことはあげたらキリがないほど母自身の感情や価値観を押し付けられる場面がありました。

ずっと自他境界がない状態なので、私は母以外の人間に対しても自他境界が曖昧でそれが人間関係の問題となって現れていました。

さて、ここで不思議なのが「自他境界が曖昧だと人間関係でトラブルが起きやすい」けど「母親自体は人間関係のトラブルがないし、生きづらさを感じていない」です。
なぜか?
なぜかというと、母は「“私に対してだけ”自他境界が曖昧」なんですよね。


これに気付いてしまったときの感覚、なんとも表現しがたい。
そうだったのか
なんで自分だけこんなに苦しんだのか
あとはずっと侵食されていたことに対する恐怖と怖気


3年前のとある出来事。
今思い出しても腹立たしいやり取りだったのですが、
自他境界の問題に気付かせてくれてありがとうって感じです。


母を変えるのは無理なのでできる限り近寄らずに生きることに決めています。

私の知らないところで長生きしてほしい。
けど私には関わらないでほしい。

こんなことリアルで言うと「親不孝」とか言われるんですけど。
そんな人には何十年も自分の領域を侵され続けてみてほしい。
無理でしょ?
まともな親に育ててもらえて良かったね。

「親孝行」ってまずまともな親がいて成り立つんだろうな

とはいえ、年に何度かは母に会っていますよ。
そして何か言われても「それはあなたの問題で私の問題ではない」とはっきり言ってしまいます。
母は分かってないですが。



自他境界の曖昧だった私よ、さようなら
「あなたはあなた、わたしはわたし」
ちゃんと理解して生きていきます。



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