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クレイジータンク通信 vol.178 『“ない価値”の価値を認識し、探し、創り出す』

クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。

毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。


◆クレイジータンク通信 vol.178◆


記録的な暖かさの12月ですが、そうはいうものの朝晩の寒暖差や、日ごとに変わる気候に、なかなか身体がついていかないという方も多いのではないでしょうか。

忙しい師走の1ヶ月。どうぞ身体に気をつけて元気に乗り切ってくださいね。

さて、今週のクレタン通信では、AI台頭時代に向けてクレイジータンクがかねてより重視してきた「現場と行動」や「インターネットにない価値を保有する」というキーワードの重要性を改めて感じる機会になった出来事について書きながら、AIと共存する未来で私たち人間は何ができるのか、やるべきなのか、について書いてみました。

ぜひご一読ください。

【“ない価値”の価値を認識し、探し、創り出す】

かねてから開発していることはニュースになっていましたが、先週、Google社が次世代生成AIモデル「Gemini」の利用スタートを発表しました。

生成AIの進歩はchatGPTの登場以降、そのスピードは凄まじく、昨日までの常識が今日はそうではない、といったことが起こる時代を、私たちはまさに生きているのだと感じます。

クレイジータンクではこのAI台頭時代を18年前に予測し、その時代に向けて、私たちは一体何ができるのか、そして、次世代も含めて豊かに生きていくにはどうするか、思考と行動を繰り返してきています。

その中で、いくつか大切にしているキーワードがあります。それらはHPにも記載をしていますので、一度ご覧いただければと思います。

この中にある、

「インターネット上に存在しない価値を保有する」
「机上ではなく現場と行動を重視する」

これらのキーワードについてですが、直近、自分たちの体験によって、より重要性を身体化することとなりました。


クレタンでは、2023年より資産研究事業をスタートし、未来の資産とは何か、についての学びと実践を繰り返してきています。

その中で、「街の変化を捉える」として、日々、インターネット上に出てくる情報を追いかけるのではなく、自分たちの足を動かして、街や人を見る行動を頻繁に繰り返してきました(おかげで万歩計の平均歩数がかなり上がりまして、副産物として健康という資産を手にすることにもつながっています)。

街、情報、人、モノの変化を実際に歩いて肌で感じ取りながら、もちろんそれだけでなく、インターネット上の情報の移り変わりも併せて取得する中で、「世の中の変化感」をビビットに捉えてきました。

よく「事件は現場で起きている」という言葉を聞きますが、先日、まさに、現場にしかない価値やそこでしか出逢えない情報というものに行き着く瞬間がありました。

それは、情報を特にくまなく取得していた分野において、実際に現場に足を運び、現場先で専門の方と対面で会話をして初めて得ることができた希少性の高い情報でした。その情報は、そのままオンラインに掲載されることなく、現場の人対人のコミュニケーションの中で完結していきました。

現場で起こることが先にあり、そこから情報は精査されてインターネットへ掲載される

何を当たり前のこと、と思うかもしれませんが、この「当たり前」に基づくと、インターネットに掲載される前に起こっている「現場のこと」へは、人間は自らの足でたどり着くことができ、ここにしかない希少価値に出逢える可能性があるということです。そして、それらは内容によってはオンライン上には出回らない情報として人間によって精査されることがあるのです。

こういったオンラインには出てこない現場の情報や現場感といったものが、今後さらに価値化される可能性が高いと感じています。

今は、座って画面を眺めていれば大量の情報にアクセスできますし、その大量の情報さえ、AIがまとめて要約してくれます。今後はオンラインに掲載された技術やノウハウが次々にAIにより代替されていくでしょう。

しかし、AIは(今のところ)、

なんでも教えてくれるかもしれないが、“ない価値”は教えてくれない

「いまは“ない”価値」を創り出すことはできない

現場にしか存在しない価値を自らの感度と行動でとりに行くことはできない

と考えています。いかにこの分野に自分たちを置いておいて勝負していくか、そのための行動と実践を繰り返していくか、が今後さらに重要になるだろうと日々感じています。

クレイジータンクが“ない価値”の価値を認識し、探しながら、自分ごととして投資している対象等について、クレイジータンク代表の竹鼻がnoteにより詳しくまとめておりますので、こちらも併せてご一読ください。


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