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クレイジータンク通信 vol.201 『かてい農園(保けん野菜事業より)の様子をお届けします』

クレイジータンク通信(通称:クレタン通信)は、2020年7月よりスタートし、現在まで毎週つづいている「クレタンの今」をお届けする2000-3000字程度の通信です。2021年10月までは、クレタン関係者やファンクラブの方、十数名の方に限定的にお送りしてきました。しかし購読者の皆さまからのフィードバックもあり、2021年10月下旬より、有料にてnote公開を行うことになりました。さらに、2023年10月からは、試験的に無料公開をスタートすることにいたしました。

毎週、クレタンが何をしているか、また、何を考え行動しているのかについてお伝えしていく場です。クレタンは常に未来に向かって自分たちが「挑戦をつづける当事者」になることを大切にしています。変化する社会を生きるみなさまにとって、挑戦へのきっかけや原動力となれば幸いです。気になったときにふと立ち寄ってみてください。


◆クレイジータンク通信 vol.201◆


真夏のような気温を記録する日もあり、現在は九州や四国地方では線状降水帯の発生によって猛烈な雨が降っているというニュースもあり、自然の脅威と常に隣り合わせで生きていることを感じます。そして今後はさらにその脅威とどう共存していくかという視点で動いていくことが大切だと感じる日々ですね。
皆様、どうぞお気をつけてお過ごしください。

今週の通信では、保けん野菜サービスでスタートしている「かてい農園」プロジェクトについてご紹介しながら、夏に向かって育ち始めている各自の「かてい農園」の様子を写真でお届けできればと思います。

ぜひご一読ください。


【かてい農園(保けん野菜事業より)の様子をお届けします】


クレイジータンクがアドバイザーとして関わる保けん野菜事業(ミチクサ合同会社)では、昨年より、自然発生的に「かてい農園プロジェクト」が立ち上がっています。

このプロジェクトは、保けん野菜サービス加入者が、自宅のベランダや庭などで野菜を育てることを運営サイドがサポート・アドバイス・伴走しながら、一緒に育てている他加入者たちとも交流・意見交換しつつ、一年を通し、季節に合わせたさまざまな野菜を育てていきます。

野菜を育てる、ということは、義務教育上では小学校1〜2年生の授業で学んでいますが、大人になった私たちの中で、「野菜の育て方」をしっかり習得している方は少ないのではないでしょうか。一方で「実は野菜を育ててみたい」と思っている方は多いようにも感じています。

しかし、何から始めると良いのかわからない、育てていくうちになんだかうまくいかなくて何をどこにどう聞いたらいいかわからない、というような状態になってしまうと、野菜づくりの継続を難しく感じてしまうかもしれません。

そういう方のためにも、この保けん野菜の「かてい農園プロジェクト」は、無理なく、楽しく、続けていただけるようなサポートを行なっています。

「かてい農園プロジェクト」は自然発生的に始まった、と先述しましたが、保けん野菜サービスでは、さまざまなアプローチを通じて「“ちゃんと”伝える」というコンセプトを体現しようと日々試行錯誤しています。

その一つとして、1.5年前から加入者の子ども向けに「子どもやさい研究会」という習いごとを実施していました。

野菜について学んだり、食べたりしているうちに、子どもたちはただ「聞く」「学ぶ」「食べる(体験する)」以外に、「育てる」というフェーズへ自然と入っていきました。

学びという道は、ただ頭に情報を入れるだけではなく、「やってみる」「実践してみる」というところに(当たり前ですが)自ずとつながっていくものなのだと実感します。

そしてまずは、ほうれん草を育て始め、

収穫したほうれん草を、いつも野菜を送ってくださる提携農家さんへお裾分け。とっても喜んでいただき、消費者と生産者という立場を超えた関係性が生まれる

※提携農家: のらくら農場さん


その後、子どもたちの希望もあり、イチゴを育て始めました(現在進行形)。

収穫したイチゴを学校のお友達へお裾分けした子も😊「誰かに自分で育てた食べ物を分けてあげる」という素敵な循環が生まれています。


そしてさらに現在は、時期を迎えた「バナナ瓜」というウリ科の品種も栽培を開始しています。

このバナナ瓜というお野菜は、昨年の夏、提携農家のないとう農園さんから送っていただいたお野菜で、加入者の子どもたちの間で大人気!ということもあり、種を大切に残して保存し、今年植えて育ててみよう!ということになりました。

かてい農園プロジェクトに参加をしていることで少しずつ「野菜を育てる」ハードルが下がってきたこともあり、各家庭では自発的にいろんな野菜を育て始めているという動きも出ています。

夏に向けて、野菜たちがぐんぐん成長をし始めています。その様子をすこしご紹介いたします。


こちらはベランダ栽培にトライしている「ジャガイモ」。農家さんから送られたジャガイモを種芋にして植えたところ、ベランダいっぱいに拡がり育つジャガイモたち…。葉で陽の光を受けて栄養をつくり、土の中のジャガイモを育てます。


ラディッシュは「二十日大根」というだけあり、栽培から収穫までの時間が早い。収穫して早速食べてみたらとっても甘かった!


こちらはズッキーニ。保けん野菜の運営サイドに写真を見せると、「お花はフリットにして召し上がってみてください!スーパーには並ばないのでかてい農園の特権ですよ」とのアドバイスが!


人参のやわらかくてオシャレな葉っぱが育ち始めています


こちらはピーマン。成長を写真で見た保けん野菜運営の方からは、「ピーマンは実を取り続けるために栄養がとても必要な野菜なので、一つのプランターで1〜2株育てるのがいいかもしれないですね!」とのアドバイス。


全てを一気に始めたのではなく、すこしずつプランターを増やし、育ててみたい野菜を増やしながら、育て方の知見を蓄積していきます。


いかがでしたでしょうか。

「自分たちで食べ物を作り出せる」という実感は心に安心感を醸成するものだと感じます。

気候変動、終わらない戦争、食糧危機など気が重たくなるようなニュースもたくさんありますが、「具体的に」「自分たちの手で」作り出せるものを作っていくという行動が未来を作っていくと思います。

そして、少しずつでも育っていく植物の姿を日々観察していることで、そこからパワーをもらいます。

保けん野菜サービスでは、この「かてい農園プロジェクト」に参加して、自分で野菜を作ってみたいという方向けのサービスも新しくスタートいたします。興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


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