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2023年面白かった本〜小説以外編〜

3年近く前からブクログで読書の記録をつけている。今年読んだ本を振り返って、特に印象に残っているものについて紹介する。

(今回は小説以外編。小説以外のジャンルがどのように細分化されているかがよく分かっていない…実用書、ビジネス書、自己啓発本、どの本がどのジャンルに当てはまるのか。)

印象に残った本を3冊選んだら偶然3冊とも質素な暮らしをテーマにしている本だったので、今年はそんなテーマで過ごしてきたのかもしれないなあ、と思う。

一汁一菜でよいという提案/土井善晴

星野源さんのラジオでたびたび登場していた星野源さんのお友達である土井さんの本。
(少し歳が離れたお友達って憧れる。)

この本の主題は、タイトルに集約されている。
普段の料理は凝ったものでなくていい。ご飯と具だくさんの味噌汁、それと漬物があればそれで充分。シンプルだからこそ飽きが来ない。毎日の料理に疲れている人におすすめしたい。

寂しい生活/稲垣えみ子

洗濯機なし、冷蔵庫なし、冷暖房なし。

究極のミニマリストとなった稲垣さんのエッセイ。自分がここまでできるとはさすがに思えないが、身の回りのモノの中にはなくても生きていけるけれど、必要だと思い込まされているモノがたくさんあるのかもしれないと気づかされた。

これだけ便利(だと思わされている?)家電がたくさんある現代の家事にかかる時間が、昔と大きく変わっていないのは驚きの事実。

生きづらい人のための人生戦略 ゼロから「自分」を作り変える10ステージ/なにおれ

質素で心地良い生活について発信しているなにおれさんの著作。

繊細で生きづらさを感じている人が、心地よく生きることができるようになるまでの方法を10のステージと言う概念に分けて説明するシリーズ本の1冊目。本書では人生戦略の全体像が説明されている。

少しご本人の表現とは異なる部分もあるかもしれないが「支出が支出を生む」と言う考え方がかなり印象に残っている。
例えば、新しいジャケット買った後に「このジャケットに合うパンツが欲しいな」のような話。ジャケットを新しく買うことによってもともと買うつもりがなかったパンツが欲しくなってしまう。

モノの捨てる方法についての考え方も印象的だった。モノを捨てること自体を目的とするのではなく、捨てるか残すかを選別する際に「自分にとってこれは本当に必要なモノか」を徹底的に考える。この思考力をつけることが目的である、と言う。

なにおれさんの言葉に対する定義や考え方が、私にとってはかなり納得できて好きなので、一時期Voicyもヘビーリスナーでもあった。

質素に暮らす考え方から得たもの

ここ最近はお金がもっと欲しいと思わなくなった。これは質素に暮らす考え方を身に付けていったからなのではないかと考えている。(この辺の思考がまだ整理できていないので、また別のnoteで書ければ…)

質素というと我慢しているような印象を持たれるかもしれないが、決してそういうことではなくて、究極の質素まで視野を広げた上で、自分にとって心地が良い質素な暮らしを見つけていけた2023年だった。

もちろん、お金に対する不安が完全に消えたわけではないが、不安の少ない今のマインドを継続できるよう2024年も試行錯誤していきたい。

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