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北海道2019 #5 摩周湖~能取岬~知床

 この日は早朝から藻琴山登山の予定だったのだけど、天候不良のため断念。この時期の道東は天気悪いんだよね。だけどこの辺りは局地的な天候の差が激しく10kmも走るとドピーカンって事もあるからな。朝風呂浴びて朝食バイキングで空腹満たして出発。

硫黄山

 藻琴山登山の代わりに摩周湖に行くことにする。その途中にあるのが硫黄山。川湯温泉の源泉だ。せっかくなので寄ってみる。山肌に黄色い硫黄が見えてくると硫黄の匂いもしてくる。

 駐車場に車を止めゴツゴツした地肌を歩いていく。地面からゴウゴウと水蒸気が吹き出している。ブクブクと温泉が湧き出しているところもある。こんな近くまで行って大丈夫なのか、いきなり噴火しないのか。ちょっと心配。

摩周湖

 「神秘の湖」として人気の摩周湖だが当初の予定には入ってなかった。ここは国立公園の特別保護地区に指定されて開発できないため展望台から湖面を眺めることしか出来ない。大型バスが何十台も止まれる駐車場がある展望台はいつも観光客であふれている。人混みが苦手なので「神秘の湖」を堪能することができない。よって近くまで来ているにも関わらず予定に入れてなかったのだ。

 昔は裏摩周展望台から湖面に降りることできた。この時見た摩周湖は確かに「神秘の湖」だった。と言うか何千年の昔から変わっていないであろうその情景は荘厳であり恐怖すら感じたものだ。現在は立入が厳しく制限されており湖面に出ることは出来ない。
 さて硫黄山の後、屈斜路摩周湖畔線を上っていくとどんどん天候が悪化する。霧!。それも半端ない霧。まぁ「霧の摩周湖」って歌があるぐらいだからしょうがないんだけど、ちょっと怖くてスピード出せずのろのろ運転。流石に駐車場に車は少ない。だけど大型観光バスは数台止まっておりレストハウスはそれなりに賑わってる。展望台に上ってみるが予想通り摩周湖は全く見えない。

藻琴山

 藻琴山は屈斜路湖の外輪山で標高約1,000m。山頂からは阿寒や知床の山々が、眼下には屈斜路湖が見渡せる絶景スポット。標高725mのレストハウス「ハイランド小清水725」まで車で行けて、そこから1時間弱で登ること出来る。旅の途中のトレッキングとしては最適だ。

 霧の摩周湖から弟子屈町に下りてくると曇りで藻琴山に上ってくるとまたガスってる。トレッキングは早々に諦めているのだけど通り道なので取り敢えずレストハウスまでは行ってみる。今回のトレッキングは初日の樽前山といい藻琴山といいつくづく天候に恵まれない。

能取岬

 藻琴山を超えて網走方面に進むとみるみる天気が回復してきて、あっという間に快晴。

今回の旅で天候も含め最も北海道らしい場所がここ。「これが夏の北海道だー」って叫びたくなる。オホーツク海と知床連山が見渡せる正に絶景ポイント。

天に続く道

 富良野の「ジェットコースターの路」に続いて今回は斜里町の「天に続く道」だ。全長18km。写真撮るには望遠レンズ必須だね。道路の真ん中に立って狙いたいんだけどけっこう通行量あってなかなか撮れない。

 200mmで狙ってみた。だけどネットに上がってるのはどれも似たような構図の写真ばかり。ここは500mmぐらいのレンズで夕陽を入れて撮りたいところだ。

知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL

 最後は知床。ここまで来ると最果て感半端ない。そして本日の宿は「知床夕陽のあたる家 ONSEN HOSTEL」。

 ホステルと言うだけあって元はユースホステルだったらしい。それが時代の流れで現在のバックパッカーズホステルに改装されたようだ。共同のキッチン、ラウンジ、ランドリーを使うことが出来る。宿泊客も外国人が多い。食事の設備はないが、「北こぶし知床 ホテル&リゾート」で大浴場とレストランを利用できるプランを予約した。このプラン、「北こぶし知床」に泊まる場合に比べて半額以下なのでかなり人気がある。

 チェックイン後、キッチンでちょうど食べ頃の夕張メロンを切って種を取ってラップにくるんで冷蔵庫に入れておく。その後早速「北こぶし知床」の最上階大浴場で汗を流す。ウトロ漁港およびオホーツク海を見渡せる全面ガラス張りの展望大浴場は昨日の川湯温泉とは全く別の悦楽感だ。

 18:00スタートのビュッフェに1番に並んで通されたのは窓際の特等席。ああ、なんたる幸せ。だけど19:00日没の夕陽を撮りに行くので18:40にはホテルを出なきゃいけない。「夕陽なんて撮らなくていいよ、ゆっくり夕食を満喫しようよ....」とならないところが一般庶民の辛さか。


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