2022年6月
天パの自分は雨が大敵。偏頭痛持ちの自分は低気圧が大敵。総じて6月は困る。と思っていたけど梅雨ってあった?まぁそれなりに頭痛はありました。そんな、6月。
6月のライブ
6月2日@大宮ヒソミネ
6月14日@下北沢Laguna
6月23日@代々木labo
久々のヒソミネは電車の乗り換えを間違えて遅刻するところから始まってしまいました。前も同じミスをした気がする…ごめんなさい!久々の緊張感も楽しかった。そんな素敵な夜。
ライブ前は極力嗜好品を控えるようにしました。というのも最近どうも歌ってる時にいがらっぽくなってしまう傾向にあり、あえてそう歌いたい場面ならまだしもそういうわけではない時に起きたりするのでこれが困る。原因がまだわからないのでとりあえずひとつずつしらみつぶしにやっていこうというのが6月のテーマでした。そんなわけで14日のLagunaまではいつも以上に神経質にタバコ避けたり酒避けたりしてました。その割にあまり変わらないかなぁ…?という印象だったのでまだまだ研究と勉強は続きます。
23日はひらこーじんのレコ発企画でした。laboで出会った変な奴。歌謡曲好きを自称する若人が増えてきた昨今で多分彼は本当に好きなんだろうなぁというのが伝わってくる珍しい奴。
3つ歳が違うだけなのですが、彼はこれからいっぱい成功できるしその倍以上に失敗もできるといつも思うのです。僕は失敗を恐れて石橋を渡らず川を泳ぐような人間なので、新しい橋をかけるタイプの彼はもっといっぱい失敗して欲しいなと思うのです。ライブ活動を始めるのが遅かった僕は23にしてようやく「ライブハウスとはなんぞや」というところを勉強できるようになったわけですが、いつも乗り遅れた感というか、出遅れた感と闘っている感覚です。失敗できないなぁ…という恐怖を持たなくていい彼が僕には無敵に見えます。
そんな中で開催された彼史上初のレコ発は大成功でしたね。(もちろん僕含めた共演者のライブが総じてかっこよかったことも成功に繋がっているわけだけれども?)大好きなミュージシャンのレコ発を盛り上げるべくいつも以上にセトリを練り練り。分かりやすさを全面に押し出すことを念頭にとにかくかっこいい「ライブ」を作ることが目標でした。久々の「待てど暮らせど」もなんとか歌い切れたし。たくさん勉強させてもらいました。失敗から勉強することも必要ですが、大成功を武器にしていくことも同じくらい大事だと思うので、彼には存分に調子に乗って欲しい。
6月13日「3とつぼ」
6月28日「代々木Vivaaaaaace!」
今月の制作は2本。
ひとつぼシリーズも3本目。毎月できていて感謝です。今回はユニットを組みこんだり個性派ポエトリーリーディングを組み込んだりしてみました。みなさんステージ上のひとつぼの白線を面白がってくれるのがうれしい。
代々木Vivaaaaaace!は若いミュージシャンが集まったので活発な日になりそう!と思い命名。トラブルによりスタートやリハ時間が遅れたりしたのですが、店長に全員分のマックを御馳走してもらいスタート前からグルーブが高まりまくり。思ってた以上にヴィバーチェな夜となりました。やべぇ一日。
6月に見たもの聞いたもの
見ました。「シン・ウルトラマン」いろんなアングルでいろんな長澤まさみが見れた作品でした。特撮好きな大学時代の先輩に押さえておけば楽しめるポイントを教えてもらっていたので、しっかりエンタメとして面白く見れました。オタクってどんなゲテモノでも一応好きな素材が料理されてたら絶対食べるじゃないですか?ただ興行収入を上げることを考えると「ウルトラマンがイイものでバルタン星人がワルものなんでしょ?」という層も取り込む必要があるわけで、ただその層に媚びすぎるとどんなゲテモノでも食べるとはいえゲテモノにはゲテモノの烙印をちゃんと押せるオタクからの支持は得られなくなるという非常にデリケートな問題なのにそこを上手くクリアしていたのでちゃんとイイ映画だなという感想。全部見ている知識のあるオタクだけの物でもなく、何も知らずに見に行っても楽しめるちゃんとした賢い映画でしたね。あともう一回ぐらいは劇場で観たい。
BYOOOOOONDSの武道館公演が期間限定で配信してもらえたおかげであの日の感動を追体験させていただくことができました。ハロステで「涙のカスタネット」と「虎視タンタターン」だけは見ていたので早く全貌を知りたい!と思っていたところで配信の報せを聞いたときは飛び上がりました。ビヨの魅力である寸劇交じりのショーは目を離せなかったですし、何と言ってもこの武道館でみいみこと岡村美波さんにすっかり夢中になってしまいました。最後まで見てなんでこんなに輝いているんだこの子は!と思っていたら、挨拶の場面で「ちゃんとアイドルに見えましたか~!?」とオーディエンスに問いかけ、返ってきた割れんばかりの拍手に感極まる姿でやられました。アイドルってやっぱこれでいいのよ。舞台裏で疲弊して車いすで運ばれる姿を見たいわけでは無いのよ。もちろん過酷な舞台裏があるからこそステージで輝いているのはわかります。でもそれを見せつけるのは野暮すぎると思うのです。かわいい笑顔の女の子たちが全力で元気を届けてくれる姿が「アイドル」の仕事なのですよ!!!!!!俺もこんなことでクヨクヨしてないでちょっと前向いてみようとおもうわけ!!!!!!!!!だいたいかわいい子たちが自分で歩けなくなるほど疲弊するまで働かすな!!!!!!失礼しました。とにかくビヨは最高のアイドルであった。眼鏡くんシリーズもなんとなくまだ続きそうな雰囲気だったしそこも嬉しかった。あとちゃんと推しメンのしおりんこと西田汐里さんも可愛かった。ハムカツのしおりん、語彙力失うぐらい可愛かった。あとはライブ全曲まとめメドレーをやってくれたのが最高でしたね。さすがアップフロント。KANちゃんへのリスペクトがちゃんと伝わるやり方でしたし、やっていない曲が混ざっている演出とかもそのままで、いつかKANちゃんのカバーとかもやってほしいなと思いました。Happy Time Happy Songとかビヨに合うと思う。いつかアーバン宝田みたいにアーバン一岡とかやってほしいし。とにかく最高だった。円盤化したらちゃんと買うよ。
山下達郎さんの11年ぶりのアルバムがついにリリースされましたね。最高でした。ちゃんと発売日に新宿タワレコに買いに行きました。すごい展開で面白かったです。大人の皆さまの間を縫ってすぐに買ってすぐにバイトに戻って…ちゃんと聞けたのは日付変わってからでしたね。MVが出てるアルバム曲とか超かっこいい!となりました。もうアルバムで聞くという習慣もない時代になってしまったのにそれでも15曲でしっかりまとまった作品をつくれるんだから、そりゃ11年もかかるよなぁと。まだまだじっくり聞き込みたいです。
その他いろいろと
読解力の低下が激しい世界になった気がします。それ最後までちゃんと見た?とか。「イベントを待ちに待つ姿」を考えられる全パターン作らなきゃ許されないのかなぁ。ハイコンテクストなコンテンツが受け入れられないのはかなりつらいよ。
僕の曲に「Blink Effect」というのがあります。この曲の1番の歌詞に「会えない時間に頼らない/そんなのは迷信です」というフレーズがあります。これ普通に読み飛ばせるぐらいのところなのですが、実は小さい地味なこだわりがあります。この曲はバタフライエフェクトをテーマに書いたもので、バタフライ→夜のバタフライというところから水商売の女の子をイメージした歌詞を書きました。あのお仕事って会いに行くことだけが金につながるしその分疑似恋愛も進むわけですよね。そんな人が「会えない時間が愛育てるのさ」なんて言われたら困りますよね。そこでそんなのは迷信だよ!と叩きつけているわけです。
ただ、これを郷ひろみが分かる人にしか通じなかったら意味が無いわけです。僕個人としては郷ひろみは義務教育だと思っているので知らない方が悪いですけど、それでは作品として引いてみたときにしっくりこない。ハイコンテクストコンテンツってわかる人だけがふふっとなればいいんですよね。知らないことは知らないやつが悪いんだもん。
さて、暑い野外が嫌いなのでフェスからは一番遠い人生を歩んできた僕から見た件の動画ですが、「それぐらい楽しみにしているんだよ」を分かりやすく見せたかったんじゃないかな?と思ったので、なんで燃えたのか理解ができなかったです。歴史と伝統があるイベントであること、楽しみにしている様子などなど伝えたいことを簡潔にまとめたいい映像だと思ったけどなぁ。難しいんですね。まぁ映画倍速で見る時代だし。ギターソロ飛ばされる時代だし。
夏が来ます。大黒摩季が言うとおりに夏が来ます。気をつけます。マジ暑い。
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