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「目をつぶって振ったらホームランになった」は奇跡じゃない

こんにちわ!


今回は野球漫画などで、「奇跡の代表格」とされる
「目をつぶって振ったらホームランになった」
という場面について、自分の意見を交えながら「偶然の出来事ではない」ということから、学びまでを書いていこうかなと思います。


接戦の中、チャンスで代打として回ってきたりするあのシーンです。
多くの人が歓喜し、野球漫画に魅了されたと思います。



「目をつぶって振ったらホームランになった」が奇跡ではない理由


そもそも当たらない

"ピッチャーが投げたその時、バッターはグッと目をつぶり、
(ええい、こうなったらやけくそだ...!)と考えながらフルスイング。

カキンッ..."


誰もがそんな場面を、何かしら見たことがあると思います。


しかし...

そもそもあの場面、「バットに当たらない」のです。


ストライクかボールかもわからない、球種もはっきりしていない場面。


「たまたまストライクゾーン」にきて、
「たまたま打てた」のか。


そう考えたときに、いくつかの予想がたてられます。

・ピッチャーの投球ペースがある程度予測できた
・ストライクに投げるしかない戦況だった
・リリースしてからの軌道である程度判断できた


3つほど予想をたてたところで気付くかもしれませんが、
「もうすでに奇跡ではない」ということです。


選手自身、ある程度の予測をしながら振っているということが推測できますので、「打ったこと」に関してはその選手の実力と考えてもいいと思います。


ホームラン

「バットに当たるまでは選手の実力」という僕の意見を読んでいただきました。

ここからは「ホームランになった」という点について考えていきます。


"目をつぶって打った打球が、グングン伸びていき、

アルプススタンドに入っていった..."


場面でいうとこんなところでしょうか。



アルプススタンドにホームランを打ち込むのは、かなり難しいです。


なのでこの選手自身、かなりの回数を振っています。


そんなの、漫画の中で描かれてるよ。と考える方もいると思いますが、
その努力は想像を絶するといっても過言ではありません。


「ある程度予測しながらではあるが、目をつぶって打ったから」です。
その状況下でホームランにできるほどの努力量です。


これらを踏まえて考えてみると、
「奇跡が起きた」というよりも
「打つべくして打った。」と考えてもいいと思います。


ここから学べる事

積み重ねの大事さ

この場面を「奇跡」ではなく「必然」として考えたのは、これを伝えたかったからです。


この場面には、

・配球ペースを考えること(知)
・絶対にチャンスをものにしようとする意志(徳)
・アルプススタンドに放り込めるほどの影のスイング量(体)

すべてがマッチしています。


野球の練習において、個人の能力を高める練習は地味なものが多いです。


さらには野球は「失敗の球技」。花を咲かせるのにも時間がかかります。


「こんな野球漫画みたいな奇跡、起きっこない」と考えるより、
「努力すればできそうだ」と考えたほうが、ずっとワクワクしませんか?


地味な練習で「楽しくない」「なかなか実らない」と思うこともあると思いますが、その苦しさの向こうには必ず楽しさが待っています。


まとめ

今回の記事は、野球以外にも当てはまる部分はあると思います。


成し遂げたいことに向かって努力している人にも読んでもらいたい。


そして、積み重ねることの大事さを改めて感じてほしいです。



そして、
「漫画だから自由だ!」と感じている方もいると思います。
僕もそう思います。


しかし、野球漫画には大事なことが多く詰まっています。
野球という競技性も大きく関係しているかもしれませんが。


この記事を読んだ野球少年たちが「そういうことか!」
と感じてくれることを祈っています。

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