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秋月城跡の桜🌸

秋月は城下町で桜が有名な観光地ですが、桜が満開の時期に訪れたことがなく、今回やっと桜のベストシーズンに行くことができました。秋月は福岡県中南部の朝倉市にあります。

野鳥川にかかる野鳥橋を渡ると、桜のトンネルが見えてきました。

桜のトンネルがずっと続いています。駐車場もいっぱいで、途中、道が渋滞していました。こんなにたくさんの人が来ているとは思いませんでした。

秋月美術館

美術館も気になりますが、時間がかかりそうなので先に進みます。

桜のトンネルを進みます。

昔の家

古い町並みが残っていました。

天気も最高で桜も青空に映えて綺麗でした。


黒門茶屋

後でこちらで昼食をいただきます。もうお昼過ぎなのでけっこう人が並んでいるようでした。

横の道も探検できそうです。

メインのストリート(杉の馬場)を進みます。

桜のトンネルがこれほど続いているとは思いませんでした。さらに進みます。500mもの長さであることが後でわかりました。
右側に色々なお店がありました。



見上げると桜


瓦坂(登城口)

秋月城の正門に至る坂を瓦坂というそうです。
秋月は標高約860mの古処山のふもとにある町で、三方を山に囲まれ南に開けた町です。地理的に攻めにくく守りやすい盆地にあります。

石垣がずっと続いていました。

秋月中学校

お城の中に中学校がありました。

秋月の由来

992年に筑前国府宛てに大宰府が出した官符によると、940年代にこの地が筥崎八幡宮の荘園になった時に、秋月荘と名付けられたからのようであると書かれていました。
山に囲まれたこの盆地は外敵の侵入を防ぐには便利な土地であり、昔から覇権を狙う者は根拠地としたそうです。
古くは神功皇后が古処山の羽白熊鷲を討たれたとか。鎌倉時代の1203年に二代将軍頼家が原田種雄に秋月荘を贈ったので、種雄は秋月氏と称し古処山城を中核に16代385年間豊臣秀吉の九州征伐まで統治しました。
その後福岡藩(黒田52万石)の黒田長政の遺言により三男の黒田長興(ながおき)が5万石もらって分封され秋月藩主になりました。その時長興は14歳だったそうです。

さらに進むと、階段の上に長屋門が見えます。

秋月城の長屋門の説明

桜のトンネルの左横の一段低くなってる場所は、お堀の跡だと思います。

長屋門から城内に入ります。

左側は秋月中学校です。山もまわりに見えて、良い場所に学校があります。

広々していて、お弁当を食べながらお花見を楽しんでいる人もいました。

高台に上ります。

秋月城跡の石碑が立っていました。
さらに上ります。


垂裕(すいよう)神社


垂裕(すいよう)神社の由来

当社は秋月黒田藩初代藩主黒田長興公(1610年~1665年)を奉祀(ほうし)すると書かれていました。長興公は長政の三男として生まれ、幼年より聡明で長政に愛されていたそうです。秀吉に仕えた天才軍師黒田官兵衛は祖父になります。
調べてみると、島原の乱では2千人の兵を率いて出陣し、原城本丸攻略に戦果を挙げたようです。秋月藩は35人の死者と負傷者345人を出しますが、長興公は戦死者の葬儀を盛大に執り行い遺族や負傷者への見舞いも手厚く、褒賞も適切公平だったことから家臣たちの絶対的な信頼を得たそうです。
小藩ながら質実剛健の気質を持ち、武芸や学問に優れた藩風を誇りとして、247年間、安泰を保ち明治2年の版籍奉還まで存続しました。


黒門

秋月のパンフレットによく使われているのが、この黒門です。

秋月城本門(黒門)の説明

この門は2回移築されています。もとは秋月氏の本城である古処山城の搦手門(からめてもん)で、それが秋月藩の成立後1623年秋月城の大手門として現在の秋月中学校前の瓦坂の奥に移されたといわれ、さらに1880年垂裕神社の門として現在の場所に移されたそうです。この門は中世以降の秋月の歴史を見つめてきたことになります。

垂裕神社の鳥居と黒門

黒門から降りてきましたが、こちらが垂裕神社の参道になります。

食事処が見えたので向かいましたが、行列ができていたのであきらめました。石垣と黒門が見えて素敵な場所でした。秋には紅葉が美しいそうです。

黒田家職制の立て札もありました。

黒門茶屋に戻り、順番待ちの記入をしました。

メインストリートから横に曲がり武家屋敷跡に向かうと、貝原益軒の妻の誕生地がありました。

秋月レトロ市の前の駐車場

ローカルテレビで秋月が紹介され、レトロ市のお店もテレビで見ました。

お寺の桜も綺麗でした。

こちらの喫茶店も気になりましたが、お昼の順番を待っている間だったので、この後は黒門茶屋に戻りました。

メニュー

筑前朝倉では蒸し雑煮が名物らしいですが、時間がかかりそうだったので、秋月そばとデザートにくず餅を頼みました。

秋月そば


くず餅

秋月といったら、やはり本くずです。本くずはモチモチして粘りもあって、とっても美味しかったです。お土産にも買って帰りました。
秋月の桜は素晴らしかったです。夜にはライトアップされるので、また違う美しさがあると思います。今回は城跡を中心に見てまわりましたが、次は紅葉の季節に武家屋敷跡もゆっくり見たいです。秀吉が腰かけたとされる太閤腰掛石もあるそうです。
清流と山に囲まれ、「筑前の小京都」と言われる城下町秋月の一面が見れて楽しめました。現在の町並みは黒田氏によってつくられたそうです。町のほぼ全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
長いブログ最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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