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岡山城 ~川面に映える漆黒の城~

 冬の昼下がりに岡山城を訪問した。天気はあいにくの曇り。JR岡山駅から歩いて向かう。

以下、パンフレットより
いつも豊かな清水をたたえて流れる旭川、日本三名園の一つ「後楽園」を背景にしたこの城は、天守閣の基壇(天守台という)が北に大きく突き出した不等辺五角形という、全国に全く例のない珍しい形をしており、また塩蔵を併設した複合の天守閣である。かつての岡山城の位置は、今の天守閣のある位置より西に300mほど行った、現在市民会館や放送局の建っている高台(『石山』という)にあった。

○いきなり、天守!

1-1_天守①(岡山城)

1-1_天守②(岡山城)

 まずは天守を紹介。黒色が魅力的で人を惹きつける。
 昭和20年に空襲で焼失してしまったため、現在の天守は昭和41年に再建されたものである。

○天守からの眺め

2-1_天守からの景色(岡山城)

 旭川を挟んで、向かいに日本三名園のひとつ後楽園が見える。
 のどかな風景が広がっている。

○現存している月見櫓

3-1_月見櫓(岡山城)

 本丸搦め手に備えて建てた江戸時代初期の隅櫓。
 城内にあった説明板によると、名前の通り、月見をはじめとした四季の眺望を楽しむことや小宴を催すのに格好の構造となっているとのこと。二棟しか残っていない当時の建物の一つで、重要文化財である。
 こぢんまりとした佇まいで個人的に好み。

○発掘調査で発見された石垣

4-1_石垣①(岡山城)

4-1_石垣②(岡山城)

4-1_石垣③(岡山城)

 発掘調査した際に見つかった石垣。当時の面影が残る貴重な資料である。角度が約70度の鋭角であり、全国的にも珍しいらしい。

○月見櫓と石垣

5-1_月見櫓と石垣(岡山城)

 月見櫓下の石垣と手前の石垣の積み方に違いがあるような気がする。岡山城は石垣に注目すると楽しみが増えると感じた。

○不等辺五角形の天守台

6-1_不等辺五角形の天守台①(岡山城)

6-1_不等辺五角形の天守台②(岡山城)

 岡山城の天守台は不等辺五角形として知られている。このアングルからみると、角の部分がはっきり分かる。

 今回は時間の関係で後楽園に寄ることができなかった。本当は後楽園から見た岡山城をご紹介したかったが、またの機会に。
 現在、岡山城は令和の大改修中である。2022年11月にリニューアルオープンの予定なので、その時期に訪問したい。

【訪問時期】2019年2月

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