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有意義なことだけが有意義じゃない

【有意義 (ゆういぎ)】
- 意義や価値があること。

有意義ばかりが有意義じゃない

『有意義に過ごす』
『無駄な時間を減らす』

コロナ禍を機に、こんな言葉が特に増えた気がする。

この情報がありふれた社会の中で、有意義に過ごすことの情報がすごく増えている。特にコロナ禍で自粛時間が増えて、暇な時間が自然と増えた中でそういった情報の需要も高まった。
でも、そんな意識高い有意義マンに少しうんざりしてくる。

【フィジェットトイ】コロナ禍で再燃!?ストレス解消の暇つぶしおもちゃを紹介

この紹介記事を書いていて、現代人って自然と無駄な行動に惹かれているんじゃないかと感じた。

フィジェットトイのように、ただ回すだけ、ただ押すだけ、ただボーッとするだけの行動は、何も生まれてないかもしれないけど、何かを生む為の潤滑剤にはなっている。

そんなに器用に動けない

・レポートを作成しないといけないのに、今日のタスクの整理に気が移ったり。
・この編集を終わらせないといけないのに、違う素材のリサーチばかりやっていたり。

『何かをし続けないと』に捉われていると、本来やるべき行動から別の行動に移ってしまうことがよくある。

正しく、1つ1つの行動を順番にこなせればそれは正解かもしれないけど、頭の中であれもこれも状態になると、そんな器用にはこなせないよ。

無駄かどうかは自分が決める

生きている時間の中で、何も生まない・何も得ない時間を少なくしようと頑張っている人たちが多いけど、無駄と思っている時間が案外有用な結果を生むこともあるんじゃないか。

無駄な時間が悪いことだと決めつけて、なるべく無駄を排除するような考え癖がつく。
働き方改革なんて言われて、労働時間は多少縮まったかもしれないが、ネットが発達した情報社会の中で『有意義癖』が付きすぎている気がする。

『忙』という字は『心を亡くす』と書くように、外的な行動のことばかり考えていては、内側の自分の状態に気付きづらくなる。

無駄って誰が決めたんだ。
ゆとりを持ちながら、人生ゲームの中で1回休みがあってもいいじゃんね。


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