クラサン的ロジカル耳コピ思考④~君は1000% Bメロ編
今回も、引き続き1986オメガトライブの名曲、「君は1000%」のコードの耳コピ実録を書いていきます。
今回はBメロ編です。
曲はこちらです。
そして、今までの記事はこちらです!
耳コピはベースの音を採ることから始めるのが基本、とは毎度言っていることですね。
ベースの音をとると言っても、全てのフレーズを取る必要はありません。
要はルートが分かれば良いのですから。
さて、Bメロのベースの流れはこうです。
CーA-D-B-E
A-C#-C-B
前回までと同様に、ダイアトニックコードを当てはめてみます。
ちなみにこの曲のキーはG(Em)です。
とすると、
CM7-Am7-D7-Bm7-Em7
Am7-C#?-CM7-Bm7
となります。
これを曲に合わせて弾くと、大体合っていますが、合ってないなぁ〜と思うところがありませんか?
一つは1段目のEm7のところ。
もう一つは2段目のBm7のところ。
頭のCM7も微妙かも。
まずは、Em7のところですが、ここは若干転調感があります。そして、少し悲しげに聞こえるキュンとポイントです。
そんな時は、多くはマイナードミナントが使われていることが多いです。
そうすると見えてきませんか?Ⅱm-Ⅴ7-Ⅰmの図式が。。。
Bm7-E7-Am7としてやれば、Ⅱm-Ⅴ7-Ⅰmになりますよね。
ただ、まだ少し違う。。。実はE7のところにはテンションが入っているんです。ドミナントセブンスのテンションは、ある程度決まりがあって、マイナーに解決する場合は、b9th,#9th,#11th,b13thが来ることが多いです。
ここにはb9thが当たると思います。
そして、2段目のBm7。
ここは、ユニゾンのフレーズで構成されているので、はっきりとは言えないですが、B7で良い気がします。
これも一概には言えませんが、サビ前の部分はドミナント7thでサビに渡すということが多い感じがします。
ドミナントが来ることで、サビ前に緊張感が出て、サビの入りがくっきりするんですよね。ポップスではとても多い手法だと思います。
そして、Bメロ最大の難関、C#?の部分です。
これは結構悩ましいですが、ひとつのパターンとして、調性外の音が来て半音で調性内の音に繋がる時はdimというパターンがよく使われます。
コード進行の話で出てくる、パッシングディミニッシュというやつです。
たとえば、Dm7ーD#dim7ーEm7みたいなやつ。
他にもハーフディミニッシュ(m7b5)というもの良く使われます。
ということで、最終的なコードはこうなります。
C-Am7-D7-Bm7-E7(b9)ーE7
Am7-C#dim-C-B7
CM7をCに変えたのは、やっぱりM7よりも直接的に聴こえたので、M7thは入っていないかなと。
以上がBメロの説明ですが、ドミナント7thの特徴をうまく使った、というかポップスの基本的な使い方をしたコード進行でした。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回はいよいよサビですね😉
p.s.
craft sound studioでは、動画のBGMから、音楽活動に使用する歌モノ楽曲まで制作しております。制作した楽曲著作権譲渡楽曲ですので、その後ご自由にお使いいただけます。
楽曲制作のご相談はツイッターのDMやココナラからどうぞ。
価格は¥35,000~
ツイッター:
ココナラ:
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?