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Paris Match - Saturday

今回は80年代の曲ではなく00年代の日本のポップスを。
僕は、かなり後になってから聴きましたが、
音楽の作り方では、結構影響を受けました。
今日の記事は、曲紹介より、曲解析要素が多い。

という事で、本日のお題は、
Paris Match - Saturday

改めて、パリスマッチという日本のユニット、知ってますか?
とてもお洒落なシティーポップの二人組ユニットです。
サウンド担当:杉山洋介と
ボーカル:ミズノマリ
によるユニットです。

ジャズ、ボサノバ、R&Bテイストをうまく融合してポップスに落とし込んだ曲がどれも都会的でお洒落。

このSaturdayは代表曲です。

この曲、カバーしてやったことがあるのですが、
コード進行が結構衝撃的でした。

サビの後半で、メジャー7thを行ったり来たり。
AbM7 - GbM7 - AM7 - GM7 - AbM7
ってのがあります。

この曲、ベースとなるキーはDm(Fmaj)なので、
これらのコードが出てくることがすでに一捻り入っています。
さらに半音音程間に全てmaj7thをぶち込んでいるっていう。。。

でも気持ちいい。

これぞ、シティポップのお洒落を定義する、
THE浮遊感!
どのキーにいるかを感じさせないというヤツです。

定番なのはモーダルインターチェンジというもの。
同主調(例えばCmajとCmin)のコードを行ったり来たりするもの。
単純にCM7とEbM7を行ったり来たりさせるだけでもお洒落に聴こえますよ。
このコードだけで、イントロからAメロくらいは作れるでしょう。

そこから次の展開に持って行く方法とか、
サビに持って行く方法とか、それはそれで、またテクニックがあるのですが。

要はシティポップには、まずテンション、みたいなイメージがあったりしますが、maj7thまででも、十分にお洒落さは演出出来ます!という話でした。

今日はパリスマッチの曲から始まり、音楽理論に話を展開させましたが、
また、音楽理論というかテクニックネタも書いていきたいと思います。

そんなテクニックは使ってないけど、
こちらは最近アレンジした竹内まりやさんのPlastic Loveのカバーです。
思いっきりアレンジを弄ってお洒落にしました!

では、また次回!

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