見出し画像

記憶より名曲だった Steve Perry - Foolish Heart

アメリカのロックバンド、Jouneyの元ボーカリスト、スティーブ・ペリーのソロ曲。
聴きなおしたら、記憶よりも良かったよ。
そしてコードも面白い。
今回のお題は、

Steve Perry - Foolish Heart です。

スティーブ・ペリーの名曲と言えば、「Oh Sherrie」となりますよね~?
僕も、スティーブ・ペリーといって、真っ先に思い出すのは、「Oh Sherrie」です。
「Foolish Heart」って曲、タイトルは聞いたことがあるような気がするけど、どんな曲だっけ?と思って聴きだして、イントロ聴いて、Aメロ聴いても思い出せず。。。
サビを聴いて、「あ~、あった、あった。こういう曲」と思い出したのでした。

この曲は1984年、彼のファーストソロアルバム、『Street Talk』に収められた、4枚目のシングルカット曲。
前述の「Oh Sherrie」もこのアルバムに収められた曲で、こちらはBillboardの3位まで行ってます。

一方、「Foolish Heart」は18位。
確かにあまり記憶に残らないわけだ。

でも、今回い聴きなおしてみたら、良い曲!
特に、ちょっと変わったコード進行に耳が行ってしまいました。

ちょっとコード解説しましょう。
原曲キーはBメジャーですが、今回はCメジャーに直して書いています。

まずはAメロ。

画像1

このコードの繰り返しです。
ベース動かず、ひたすら「C」
上はAmとGを行き来するだけ。
まぁ、ここは特に良いとして、次のBメロ。

画像2

頭のGm6。
これが、心にズキュンと刺さるのですよ。
CキーでGmはノンダイアトニックコード。
これをセクションの切り変わり目に置くことで、世界をガラッと変えることが出来る便利な方法。
よくやる手ではあるのですが、この曲に使われているとは思わなかったので、それで余計ズキュンです。
そして、F/Gでサビに渡すなんて、ちょっとお洒落です。

そしてサビ。
これが少し変わってる。

画像3

F→G→Cという進行は、サブドミ→ドミナント→トニックで変わっていないんだけど、GでなくG/Bであることが、ちょっと変わってるなと思ったのです。

C→G/B→Am→・・・みたいな下降ラインのG/Bを使う事は、普通にあるけど、上昇で使うんだぁ、って思った。
で、最後の2小節は、Bメロ最後の2小節と同じ動きをして、イントロに渡すというまとめ方です。

全体的に派手なコード展開はせず地味だけど、「何?」と思わせるコード展開です。
これがAORとかでやられていると、特に何とも思わないのだけど、Jouneyのスティーブ・ペリーがやってるので、ちょっと「え?」って思ったのでした。

それでは、また次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?