Pale Ale というスタイルの話
こんにちは。
CRAFT BEER BASEの大野です。
Note第2話は Pale Ale 編 です。
そもそも Pale Ale ってどんなスタイルなんでしょう。
歴史は長く、フレーバーの幅も広いので簡単にまとめると・・・
『モルトのコクがあり、ホップフレーバーも膨よか、
尚且つモルトとホップのバランスが良いスタイル』
といったところでしょうか。
歴史も古く、発祥は18世紀のイギリスです。
当時は濃色のビールしかなく、そんな時代に生まれたエールなので
Pale(淡い) Aleと呼ばれ広まっていきました。
イギリス発祥には水質も大きく関係しており、
Pale Ale発祥地であるイギリス中西部の Burton Upon Trento は
硫酸塩、マグネシウム、カルシウムが豊富な硬水でした。
上記の成分が豊富な水質はホッピーなビールを醸造するに適していました。
実際に銘柄を上げますと、
・Burton Brewing / Bass Pale Ale
・Fullers / London Pride
などが有名どころです。
またペールエールの他に、歴史的に見て、水質がビールに及ぼす影響は大きく、北ドイツ、南ドイツなども分かりやすく同様の話ができるので今後、
-醸造の水編- で詳しく触れていきます。
ペールエールはイギリス発祥ですが、アメリカに渡ることで柑橘系ホップが使用され、さらに世界的にAmerican Pale Ale が広がっていきました。
今回ご紹介するのは3液種。
・Sierra Nevada / Pale Ale
・CRAFT BEER BASE Brewing Lab / CPA
・伊勢角屋麦酒 / Pale Ale
上記2つは Classic(昔ながら) なPale Aleで、
伊勢角屋さんの Pale Ale で Contemporary(現代的) な造りです。
ClassicとContemporaryの大きな違いはDry Hopを施しているか否かが大きなポイントです。
(※Dry Hopは、ホップを煮沸過程の他に、醗酵中、醗酵後などに投入し、
より強いホップアロマ・フレーバーをビールに付与する方法です。)
テイスティングなど長くなってしまいましたので詳細は下記URLからご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=jXiKFfN-bS0
Pale Aleはクラフトビールの基本であり、何度でも飲み直して欲しいスタイルです。
今回はこの辺で。。。
次回はIPAに触れていこうかと思います。
IPAはスタイルの中でも幅が非常に広いので、いくつかに分けて投稿していこうかと思います。
ではでは。
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