張り付かれた日。
※このコーナーは、おじろゆみの実体験を元に作ったコーナーです。
そのため、誰も得もしなきゃ損もしない話です。
ネタが溜まりすぎて、許容量を超え頭痛がしてきたため放出することにしました。
変な人に話かけられることってないですか?これ、私の話なんですけど
お腹が空いた私は、コンビニでパンを買おうと、小銭を握りしめ、いつもの道を歩いていたんですよ。
すると、後ろから、すいません_すいません・ちょっといいですか?
とか細い声がするんです。
気のせいかと思って、スタスタ歩きました。
しかし、声がさらに近寄ってくるんです。
私は振り向きました。
すると身長145センチほど、頭にニット帽子を被ったおばあちゃんがいました。
なんでしょうか?
私は聞きます。すると、ごしょうです。私の話を聞いて下さい。
お願いします。
おばあちゃんは言います。
私は断りました。話は聞けません。いきなりごしょうですと言われても
意味がわかりません。
お願いします。ごしょうです。一生のお願いなんです。
少し早歩きする私の足に合わせて、
おばあちゃんは後をついています。
私は立ち止まって振り向き、なんですか?と言いました。
すると 恥ずかしいから言えない。
このように言うのです。
そして恥ずかしいから言えないような話はなおさら聞けません。と答えました。すると おばあちゃんは耳を貸せと言います。
おばあちゃんは私の耳元に口を寄せ、こう言いました
・・・・して下さい。
え??聞こえないです・・
・・・とおして下さい。
え???
なんですか?
しっ!!よそに聞かれたらまずい!!静かに話して!!
と何故か怒られました
でなんですか?と聞いたら
ミシン針に糸を通して下さい。
え??と私が戸惑っていたら、二百円あげますから!!
一生のお願いです!!家にきてミシンに針を通して下さい!!
さっきまで恥ずかしいと言っていたのに、やたらでかい声で言い放つではありませんか。
貸した耳の立場が全くありません。
え?糸を通すだけですよね?いいですよ。といい私はおばあちゃんの家に行きました。若干乱雑に置かれたミシンを借り、針に糸を通しました。
するとありがとうございます。ありがとうございます。
と言い、二百円を渡してくるではありませんか。
私は二百円とか要らないです。と答えて家を後にしました。
すると、ちょっと待って下さい!!と無理矢理二百円をポケットに
ねじ込まれ、さらにこれも持っていって!!と袋いっぱいのパンを
渡されました。
おお・・パン買いにコンビニ行ったんだった。ラッキーだ
と私はおばあちゃんの家を後にし、何か人の役にたった喜びで
足取り軽く家に着いたのです。
そして空腹だったからパンを食べようとしたら・・
あんぱんから酸っぱい匂いが・・
なんと
一週間前に消費期限切れていたのでした・・
結局またコンビニに行く羽目に・・・・
またミシン針に糸を通して下さい おばあちゃんに捕まったらどうしようかと冷や冷やしながら歩きましたよ。おかげさまで遭遇しませんでした。
ああ・・ほんとうに人間っておもしろいですよね。
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