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【#233】餞(はなむけ)の言葉

Deep River

 講壇に立った時、Dさんの顔が見えて嬉しかった4月7日の礼拝。北見を離れて4年になるそうですが、再びオホーツク地方(網走)へ転勤になりました。4年前、深川へ行かれるDさん一家に「Deep Riverという賛美(黒人霊歌)があります。深い川となって流れるような神の愛を体験されますように」と私が餞(はなむけ)の言葉を送ったようです。私が言いそうな言葉だなあと思いました。

 上記のYouTubeはオーケストラとクワイアによる「Deep River 」です。黒人霊歌としては、コチラの方が原曲の思いを伝えているかもしれません。川シリーズ(?)の黒人霊歌と言えば、もう一つ「Down by the Riverside」も大好きなナンバーです。

Abba Father

 さてDさん一家が深川を離れる際に、教会の牧師がDさんの妻であるAさんに「網走(あばしり)は、アバを知る場所ですね」と励ましてくださったようです。なるほどという餞の言葉ですね。「アバ」とはアラム語で「父」(お父ちゃんというような響き)のことです。主イエスは神を「父よ」と呼んで祈りました。最も偉大で神聖な神を、最も優しい愛に満ちた言葉で呼んで祈られました。愛に富んでおられる偉大な父なる神をさらに深く知り、体験し、その恵みを味わう場所となるようにということですね。

 その牧師は私と同じく大阪出身のようで、普段はそれほど面白くないダジャレを多用されるそうです(Aさん談です)。しかし網走のダジャレは、深く心に染み込んでいかれたようです。

 下記のYouTubeは「Abba Father」という賛美で、いつか礼拝で皆さんと歌いたいと思っている1曲です。

 この4月、新しい場所での生活、新しい環境でのスタートを切られる方々も多くおられることでしょう。アブラハムは「行き先を知らずして」出立しました。そこには大きな不安もあったことでしょう。しかし行き先は分からなくても、誰が共にいてくださるのかはよく知っていました。新しいスタートを切られた皆さんに、主なる神が共におられ、父なる神の深い愛を深く知ることができますようにと祈り、エールを贈ります。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。


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