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【#144】頼りなさがむしろ

妻の様子

 8月25日(金)にコロナ陽性となった妻。その後回復したものの、後遺症のようなものとして倦怠感が続き、昨日ぐらいから味覚や臭覚がだいたい戻ってきたということです。ということで、どうぞご安心ください。皆様の愛ととりなしの祈りを心から感謝します。

 妻は私から感染したしたのですが、感染させた私はどんどん元気になり(!)、反比例するかのように妻は辛さが増していきました。食欲がなく、水も飲みたくないようです。それでも水分は気をつけてとるようにし、おかゆやウィダー(ゼリー)を口にするのですが、しばらくして吐いてしまうということの繰り返しでした。せっかくの飲んだ熱冷ましや吐き気止めが、吐いてしまうことで体内に残っていなかったことも、症状の回復を遅らせたのかもしれません。

路頭に迷うから

 妻は高熱にうなされながらあまりにも苦しくて、「もうダメかもしれない。このまま死んでしまうかもしれない」と思ったようです。しかし「夫と母を遺して逝ってしまうと、二人は路頭に迷うので、何としても回復させてください」と祈っていたようです。後でそれを聞いて、「いやいや、夫の私はそんなに頼りなくはないでしょう」「まさか路頭には迷わないでしょう」という思いと、「やはり妻がいてくれないといろいろと大変だなあ」という正直な思いが交錯しておりました。

 「そんなに頼りないと思われていたのかあ」という思いはありますが、その私の頼りなさが妻を奮起させ、病に気持ちが負けてしまうことがなかったので、「まあ、いいかあ」と思っております。人の弱さって、時に周囲の人から優しさや愛を引き出すことがありますね。(依存症にさせてしまってはいけませんが) 

 自分自身の弱さを覚えるからこそ、目を上げて山を見て、天地を造られた偉大な神に近づいていけるのでしょう。最近、口ずさんでいる賛美「主はあなたを守る方」です。私が祈りに覚えているあの方、この方が、主に守られながら歩まれますようにと願い、私も共に主を見上げています。

今日も主の恵みと慈しみが、追いかけてくる1日でありますように。

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