ファイナンシャルプランニングを学ぼうと思ったわけ。
プロローグ
ファイナンシャルプランニング、数年前までの私には聞きなれない言葉だった。そんな私だが、株式投資は20年ほど前からやっていた。
両親が株式投資をしていたので、日経平均とか、株の配当とか聞きなれていたせいかもしれない。株式投資を始めたのは、結婚後、それまで勤務していた企業を退職し、少しのまとまったお金と持株会で得た元勤務先の企業の株式が手に入った頃。名のある憧れの企業の株を少しばかり買ってみた。
が、、その後、日本経済、世界経済は低迷期へ。保有していた株式は目減りしていった。元々余裕資金での投資なので、生活に困るわけではないが、気は滅入っていった。この頃は、評価額を見ないようにしていた。当時、日経平均が1万円をきっていた。それでも、株主優待などをもらって、それはそれで嬉しく、これまた親から良く聞いていた「塩漬け」状態でも、じっと耐えていた。
そうこうするうちに、「アベノミクス」風が吹いてきた。すると、あっという間に、評価額は大きくプラスに。。一方、家計を預かる主婦として、家計のお金(≒主人が働いてくる稼ぎ)は、しっかり普通預金に貯金していた。ここで、株式に投資していたお金と普通預金においておいたお金を比べてみると、その時点では、株式投資は有効だったなぁと思えた。株式投資の一部は大損をしているものもある(例えば、3.11の前月に投資した東京電力の株など)が、多数の銘柄を保有していたので、全体としては大きくプラスになっていた。
お金に働いてもらおう
そこで考えた。「お金に働いてもらおう」と。ただし、お金にちゃんと働いてもらうには、それなりの知識が必要だろう。よし、金融とか、投資とかについて、もう少し掘り下げて学んでみようと思いたった。これは10年くらい前のことだ。
そして、もう一つのきっかけ。この頃、株式投資と同時に、FXを始めた。海外旅行が趣味だった私にとって、外貨は身近な存在であるだけでなく、外貨の動きがとても気になった。そして私の大好きな旅先はラスベガス、若干、ギャンブラーな性格でもある。
当時、仮想通貨が流行り始めた頃だったが、こちらには手を出さなかった。つまり、同じリスクが高いものでもやはりFXは、私にとっては、世界へつながる窓のような存在だったのだ。
FXにはかなりのめり込んでいった。ただ、FXを始めると、ついついチャートが気になり、ぼーっとチャートを眺めているだけの時間も多くなり、ゲームをしているのと同じだなぁと思うことも増えた。もっと、有意義に時間を使おうと戒めた。
よっしゃ、ファイナンシャルプランナーになろう
そして思いたったことが、「よし、ファイナンシャルプランナーになろう!」であったのだ。これが今から数年前。当時は、フルタイム契約職員として、研究部門の技術スタッフをしていた頃。全く、畑違いの分野で、しかも50歳を過ぎて、何を始めるのかという感じだった。が、好奇心いっぱいのおばさんは、ファイナンシャルプランナーの資格取得に励み始めたのだった。
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