パラスポーツ社長 パリ応援日記①
パリパラリンピック現地で応援開始しております。
韓国経由での大移動を経て、フランスパリに到着しております。
パラスポーツ社長を名乗る物であれば4年のパラリンピックはどんな理由があろうとも参加しないとフェイク野郎になってしまうので、スケジュールの都合をつけて9月1日から9月5日の限られた期間ではありますが現地で主に一緒に活動している選手の応援に行っております。
センターポールのと関わりも深くて個人的にも注目選手です
若山英史選手/車いすラグビー/パラリンピック出場4回目
小川仁士選手/車いすラグビー/パラリンピック出場2回目
網本麻里選手/車いすバスケットボール/パラリンピック出場3回目
佐野優人選手/ゴールボール/パラリンピック出場2回目
山﨑晃裕選手/パラ陸上F46やり投げ/パラリンピック出場2回目
もちろん出場するアスリートは魅力的な選手ばかりなので是非に応援してください!
さて今回現地入りしているので、ワタシの個人的な視点のみで現地レポートを日々投稿して行きたいと思います。(9月2日現地時間は朝の5時30分です。)
お付き合いください。
DAY1 日本国民は体を鍛えるべき
8月31日 18時現地到着
今回は韓国から経由してパリ入り。韓国までは約2時間でトランジット4時間。パリまでは14時間のロングフライト。
到着してから入国審査もスムーズで空港からホテルまではタクシーを使わずに公共機関の電車を使って移動。
メトロのフリーパスが安くて便利。大東京の乗り換えに比べたらどうってことない。
日本人は体を鍛えるべき
電車を待っていると親しげに話しかけてくるが明らかにスリであろう人に絡まれる。荷物持ってくれると言われ辞めろといながら笑いながら手伝ってくれる。
笑っているが目は笑っていない。。。すったもんだあって、なんとか回避。
絡まれるの防止でわざわざ柔術道場のパーカーを着て牽制するという非暴力な対策をしたのだが効果はあったのだろうか。
何もないことは一番ではあるが、海外の人は体が屈強。ワタシも柔術を趣味でやっているが強さを求めるなら体重も増やして屈強にしないとなと思いました。万が一何かあってもいくら柔術やっているとはいえ、パワーに屈してしまいそうです。
ホテルに着いたのは8時頃
晩飯はモールでハンバーガー、22€
『日本円で3500円かぁ。。。』
美味いっちゃ美味いが物価の違いを痛感。
なかなか手に入らない観戦チケット
翌日の観戦の準備と公式サイトからチケットを足りない分入手することに奮闘する。
特に車いすラグビーは人気で出国前からほぼ売り切れ状態。
決勝戦のチケットが取れずに、大苦戦しておりました。
ポスピタリティチケットという、おもてなし付きの観戦チケットが出国前に現れたのですが金額なんと370€金額にすると50,000円近く。
『大金ではあるが若さんと仁士のためなら仕方あるまい』
パリまで来て二人の試合ライブ配信は切なすぎる。
決済を試みるが、別サイトの登録も必要なようで何回やっても登録できない。
『もしかするとワタシはおもてなしされるに値しない人間なのかもしれない』
貴族チケット断念。
パリ初日涙で枕を濡らして終えるところであったが、タイムリーにチケットの再販があったりなかったりで滑り込みで決勝戦のチケットはゲット!この段階では準決勝前だったので決勝になるか銅メダル決定戦になるか分からない状態。若さん仁士お願いしますよ!
初日は車いすバスケ応援
時差は日本より7時間早いけど、時差ボケはあんまり感じず。
むしろ少し楽に早起きできるから調子いいかもしれない。
朝食は簡単なバイキング
バイキングといってもパン数種類、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルトがフリーな感じ。
パリに来たらクロワッサンということで、クロワッサンをひたすら食べる。
朝食を早々に済ませて車いすバスケの会場へ。
ホテルから約2キロなので歩いていけるだろう。
セーヌ川沿を散歩兼ねて移動。
道ゆく途中で、自転車の貸し出しサービスがあり期間中は自転車の方が身動き取りやすそうなのでレンタルを試みるが苦戦。400メートル歩けばどこかしらに貸し出しと乗り捨て自転車スポットがあるのですごく便利です。
試合も控えているので一旦はパスしてあとでチャレンジ。
会場IN ペットボトルは持ち込み禁止
間も無くして会場へ。セキュリティゲートでは持ち物チェックとチケットQRコードでチェックイン
今回のパラリンピックは脱プラスチックゴミでペットボトルの持ち込みは禁止らしい。カバンにペットボトルは入れてなかったけど持っていたら回収されるのかな?
試合は 男子 アメリカ対オーストラリア / 女子 日本対ドイツ
予選は出場国が2つのブロックに分かれて、予選順位でトーナメントが組まれる方式。
予選が勝ち上がった方がトーナメント優位に進めるけど、東京大会から出場枠が減ったのでどこに入ろうが強豪国ばかり。
まずは男子アメリカとオーストラリアの試合です。
会場のベルシーアリーナはオリンピック同様、エメラルドグリーンが基調ですごく綺麗な会場装飾。
客席はほぼ満席で車いすバスケットボールの注目度が窺える。フランス戦じゃなかったけど会場のいる人たち音楽もMCも含めて楽しむのに慣れている感じがしました。
この日は近い席でのチケットが取れなかったので会場上段の方で試合開始を待っていると、東京パラリンピック日本代表で銀メダリストの豊島さんが『田中さ〜ん』と声をかけてくれました。会場に入っているのは知っていたけどこんなすぐに会えるとは!豊島さんの解説付きで観戦。めっちゃ贅沢。
男子の試合はここまで全勝のアメリカと全敗のオーストラリアの試合。
アメリカ優位かなとう予想でしたが前半はほぼ互角。
オーストラリアの18番の選手どこかで観たことあるなと思ったら、6年前にアリゾナ大学の試合に帯同した時に一緒だったフィル選手がオーストラリア代表で活躍していました。
確かあの時は控えメンバーで全然試合にも出てなかったイメージでしたが、今ではオーストラリアで欠かすことのできないメンバーなんですね。
会場で会えたら話しかけたいなぁ。覚えてくれていると嬉しいけど。
試合はアメリカの勝ち。
シュートの精度はもちろんですが、パスが良い。いいタイミングで早くて強いパスが正確に出る。
豊島さんからも、いいチームはパスが良いと解説してもらいました。
会場は超満員で人が入り乱れているので途中豊島さんの荷物番
いよいよ女子日本戦
日本戦は前日の試合でキャプテン北田選手が頭を打って途中退場した影響もあるのかいつもと違うラインでスタート
ドイツもまだ勝ち星がないので今日はどちらのチームも勝ちたいところ。
試合は前半で10点差のビハインドになるも、北田選手も出場してその後はいつもの日本のメンバーで試合展開。
いつもはマリちゃんがゲームをコントロールして自分で決めに行くことは少ないけど今日は自分でも取りに行くし大忙し。頑張れ!
第三Qで一気に詰め寄って追いつく日本。北田さんも3Pを量産
後半は再び点数が10点差で善戦するも、相手がゴール入らないタイミングでシュートが決まらずそ試合終了。
きっと今日の試合はみんな勝ちに行っていただろうに残念ではありますが、決勝トーナメントはどのみち強い相手と当たることになるしまだ、明日のアメリカ戦があるのです。
これから勝てば問題なし。
こんな大きな会場で大歓声の中、戦う選手たちは本当にカッコいいなぁ。
まだまだ大会は続くし、選手の皆さんが望む結果になるように他の試合も応援します。
車いすバスケットボールと車いすラグビーって置かれたシチュエーションの中でその時にベストな回答を導き出して、チームのみんながその場で実践しなければいけないから凄く難しいスポーツです。
対戦相手が強ければそのプレッシャーや判断、技術も更に高い精度が求められるので是非そんなところもポイントとして見てもらえたら楽しめるんじゃないかなと思います。
次はアメリカ戦、フランスの時間で12時45分開始です。
もちろん応援行きます。
その後はパリ散策
試合後は豊島さんとまた一緒に試合観に行きましょうねと約束して、その場でバイバイ。
車いすラグビーは準決勝でオーストラリアを撃破し、史上初の銀メダル以上が確定したので明日は車いすラグビー応援
残りの時間は自転車に再チャレンジすることに。
今回は決済端末のある、ステーションを確保したのでこれでパリを走り切ろう。
なんだかんだ、自転車が気持ちよくて20キロくらい1日で走ってしまいました。
観に行きたかったノートルダム大聖堂は工事中であんまり風情はなかったけどそれでも街の建造物は綺麗だし、過ごしている人たちや空気感も気持ちよかった。
街中の路地が美術館
でも、こっちに来て大収穫だったのがグラフィティアートとたくさん出会えたとこ。
綺麗な街並みも素敵ですが、放送されないストリートカルチャーに触れることができて大満足でした。
名前もわからないアーティストが、建造物に描く作品は違法ではあるんだけど独創的で魂やメッセージが込められている作品ばかりでした。
どんどん上から書き足されたり、街に生まれる新しい作品は街を映し出して、街が生きているということを実感させてくれます。
街全体が美術館で最高だった。
こればっかりは現地で行かないと見れないし感じることができない経験なので初日から大満足。
明日も試合の合間を縫って、グラフィティアート探検してこようと思います。
初日弾満足だったので、撮った作品を写真でお裾分けで初日を締めたいと思います。