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CP3x3の振り返り① YOUは日本に来れるのか

情報はフレッシュなうちにとは思っていますが、
我々センターポールのイベントに賞味期限など存在しない!!
と強気なスタンスを取っていたらTSPでのCP3x3からもう1ヶ月も経ってしまいました。

準決勝2本分の動画の公開は終えたのですが、決勝動画と振り返りができていなかったので、本日はTSPでの3x3を振り返りたいと思います。
多分長文になります。お付き合いください。

まずは目次

ちゃんと来れるのか海外選手

今回はTSPでの最後のCP3x3ということで、開始当初からの目標であった海外選手の参加ということで準備を進めていました。
想定はしていましたが、なかなか上手くいかないのが海外選手の来日の調整。

センターポールには実は海外選手もメンバーでいたのですが、オーストラリアのアナベルリンジー選手を招待してプレーの機会を作ろうと思っていました。

アナベル選手は車いすバスケットボールの選手だったのですが、パラリンピックの障害クラス分け判定により引退してしまった選手です。
彼女については下記のリンクをご覧ください。

東京パラリンピックの舞台に立つことができなかった彼女へ、違った形にはなるけど東京での大会の場所を作りたいというのも僕の裏テーマで準備をしてきました。
春の段階ではアナベル選手、アメリカ代表でメダリストのローズホラーマン選手、カナダ代表のエロウディ選手とは親交もあったので、海外選抜として女性選手で構成の準備も進めていましたが、彼女らは現在もナショナルチームで活動しているトッププレーヤーたち。
自国の代表合宿とアナベル選手は膝の再手術の関係で今回のTSPでの参戦は残念ながら叶いませんでした。

ウン、ドウシヨウ。

銃弾で撃たれた男

5月の段階で海外女子選手らの参加が厳しいと分かったため、海外選手誰を呼ぼうか再度練り直し。

試合でのプレーはもちろん、僕らがパラスポーツを通じて発信したいのは選手の魅力やスポーツの価値を発信してくれる人。
呼びたい選手は沢山いますが、ある程度お互いに知っていてコミュニケーション取れる選手が良いなと思った時に彼が一番初めに浮かびました。

そう、4年前にも招待したマリオ・モーランです。

彼はニュージャージーで銃で撃たれて車椅子での生活になったという日本では考えられない経緯の持ち主です。
彼は車いすバスケットボールのドキュメンタリー映画THE REBOUNDでの主演でもあり、事故から車いすバスケットボール全米選手権優勝までの軌跡が映画化されています。

センターポールは日本でこの映画の上映会を行っていて、ユナイテッドシネマ豊洲の一番大きな会場で有料イベントで400名満員御礼の盛況ぶりでした。

そんなマリオは、現在プエルトリコ代表で活動しているようで、チームメイトには僕も知っている選手もチラホラ。
マリオは信頼できるし、プエルトリコ代表として呼ぶのもいいかなと相談。
しかし、他のメンバー仕事もあるそうでマリオはスケジュール組めそうだけど3名で来日は難しそう。そりゃそうだ。
しかも、飛行機の値段がバカ上がりしている時期、マイアミから往復でチケット代だけで一人30万オーバー。
。。。一旦保留。

サンドマンたち

海外からの渡航費、そしてコロナによる入国審査やら色々ハードルがあり、『もう国内選手だけでいいんじゃね?』とは一切思いませんでした。
何故なら常にベストを更新したいし、ハードルが上がるほど自分が試されているようで燃えるんですよね。
田中覚醒モード発動。

次に相談したのが、アリゾナ大学。
以前の投稿でも少し触れましたが、センターポールメンバーの三元大輔選手、石川丈則選手も在籍してプレー経験のあるチームです。


アメリカでは大学単位でパラスポーツのクラブチームや力を入れており、アリゾナ大学車いすバスケットボールのOBである、カール選手とジェシー選手がぜひ参加したいということで合意が取れたのです!
石川選手ともプレーしていた仲で、TEAM WILD CATSが日本で再結成です。

(心配だったチケットはアリゾナ州ツーソンからのフライトは一人30万円でしたが、LA経由であれば一人往復10万円。なんとか予算に収まりそうだ!!)

恐怖のビザ申請

スケジュール、渡航費の目処がついたのですが問題は入国。
入国の際にビザが必要になるのですが、日本では来日外国人の観光ビザが使えないので、別の手続きが必要。
そもそも今回は仕事で来日なので就労ビザで手続きを進める必要があるのですが、これが大変だった。。

まず、センターポールから外務省サイトにアクセスして、証明書の作成と発行。出来上がった証明書を今後は彼らが大使館に行って申請。
手続き自体は1週間もあればできる。ハズでした。

しかし、細かい差し戻しや、どんだけ催促してもカールとジェシーから返事がない。しかし、きっちり日本で訪問したいところは纏めていたり、しまいには『トキノリ、滞在費用もう少し援助してくれない?』と交渉。

『そんなことよりさっさとビザの手続き済ませろっちゅうねん!!』

とは言わず、交渉にも乗らずそこはNOと言える日本人代表の田中。
開始1週間前まで同じチームで出場予定の石川さんと
「彼らは来るのかねぇ(虚無)」
と電話をしていました。

いい奴らなんだけどネ。文化というかペースの違いなんでしょう。

結局ビザ取れたと連絡があったのは、来日3日前。
既に告知もしていたのでホッとしてイベントを迎えることができそうです。

書いていたらあっという間にこの文量。
続きは明日に持ち越しです。

明日はCP3x3決勝の動画も更新できるように作業します。

つづく

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