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2021年おすすめ新譜アルバムVol. 66: POD & Ramon Castro「Cashmere」

新譜アルバム紹介Vol. 66です。

今回紹介するのは、神奈川のラップデュオのPOD & Ramon Castroがリリースした「Cashmere」です。

ジャケ

POD & Ramon Castroは神奈川を拠点に活動するラップデュオで、matatabiのレーベルのTMS MUSICに所属しています。

それぞれソロ活動や別クルーなどで活動。20年にはデュオとしての1stアルバム「Rag Parka」をリリースします。今年に入ってからは今作のほか、Yung Akoとのタッグ作「Second House」をリリース。精力的に活動しています。

二人とも力まない淡々としたラップスタイルの持ち主です。サウンド的にはブーンバップ系譜のチルいものが中心。ラップを目立たせるような感じでではなく、ビートと一体化するようなラップを聴かせます。

今作はドラムの音を控えめにした極度にリラックスしたビートに、その落ち着いたラップが絡む快作に仕上がっています。この繊細な魅力は新しい感覚で聴ける人も多いのではないでしょうか。


1. Charcoal Gray

atiプロデュース。

穏やかなギターのループとキラキラとした音使いが印象的なビートで、PODがクールにラップする曲です。1分ほどの短めの尺ですがばっちり。


2. Silver Tab

ゆるい歌フックが印象的な曲。

TNGが手掛けた暖かいエレピが効いたビートに、二人の落ち着いたラップが絡む良曲です。パシャっとしたスネアの鳴りも優しく響きます。


5. Lamp Chimney

タッグ作もリリースしたYung Ako制作。

ミニマルなギターループと沈み込むようなベースが印象的な良曲です。スネアなし。


6. Garlic Rice

Clickqnotプロデュース。

ローファイかつハートウォーミングなビートに淡々としたラップが乗る好曲です。ゆるい歌フックも良い味を出しています。


8. Lucky Charms

暖かいギターループがリラックスさせてくれる曲。

この曲もRamon Castroのゆるい歌フックが絶妙です。二人のラップもクール。ビートはionloopsが担当。

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