【修了考査】学習スケジュールを公開します。
みなさん、こんにちは。
今回は私の学習スケジュールについて書いていきたいと思います。まず最初に私が学習スケジュールを考えた際の前提事項を挙げたいと思います。
前提となる事項
・論文式試験合格時の成績
合格順位は合格者の下位3分の1くらいでした。また修了考査に関連する科目ごとの偏差点は、大体財務会計論:53、監査論:58、租税法:48、経営学:56でした。
・科目ごとの優先順位
私の中での優先順位は、税務>会計>監査>経営>職業倫理となっていました。理由は以下の通りです。
税務実務:
論文式試験以上に範囲が広く、昔から苦手意識もあったため、時間をかけるしかない。
会計実務:
管理会計論が無くなったとはいえ、依然として範囲が広い。また計算問題を解く感覚を取り戻すためには時間がかかる。
監査実務:
参考法令基準集が配布されないため、監査基準委員会報告書の読み込み・暗記が必要になる。監査法人勤務で無い方は、優先順位がもう少し高くなるかもしれません。
経営実務:
計算は管理会計論や経営学でやっているのであまり時間はかからないが、ITは修了考査で初めて学習する分野であるためしっかりと時間をとる必要がある。
職業倫理:
範囲が他に比べて狭く、直前暗記で乗り切る科目だと認識していた。一方で足切りリスクも高く、リスクヘッジをしようとすると思いほか時間がかかる。
・繁忙期や試験休暇
監査業務の繁忙期は4・5月と10・11月であり、試験休暇は3週間(有給1週間含む)でした。
・働きながら受験した経験
論文式試験は学生合格だったため、働きながらの受験は初めてで、学習時間を捻出する訓練をしておく必要がありました。
・自分の性格
昔からかなりの心配性で、要領も良い方ではありませんでした。効率良くポイントを絞るよりは、ポイントは抑えつつもある程度網羅的に勉強したいタイプです。
・どのような状況で試験休暇を迎えたいか
講義はすべて視聴し、また答練はすべて最低1回転は終わった状態で試験休暇を迎えたいと考えていました。(TACの総合本科生(IFRS速習あり)を使っていました)
上記を踏まえ、下記の方針でスケジュールを組むことにしました。
・早い時期にスタートして、学習時間を多めに確保する。
・繁忙期にあまり学習が進まなくても困らないように、閑散期に講義や答練の復習を進めておく。
・最初のうちは税務と会計に特化し、答練が始まり出す頃からその他の科目にも着手する。
・試験休暇前に答練は最低一周(復習まで)するともに、暗記しなければいけない事項を整理しておく。
次に具体的な学習スケジュールを4つの時期に分けて書いていきたいと思います。
①講座申し込み(1月下旬)から6月末まで
試験まで余裕があったので、すでに始まっていた講義の消化をメインにやっていました(特に復習はしていない)。
↓
税務・会計:講義の消化
②7月から8月末まで
補習所考査が終わったので、本格的に学習を開始。引き続き講義を消化しつつ、今までの講義の復習も行いました。
↓
税務:講義の消化、講義の復習(問題演習、まとめノート作成)
会計:講義の消化、講義の復習、構造論点の演習
監査・経営・職業倫理:講義の消化、講義の復習
③9月から試験休暇前まで
答練の受験と復習をメインにしつつ、ITの講義の消化や補習所テキストの確認なども行いました。コロナの影響で週末あまり用事が無かったので、答練は校舎に行って受けていました。
↓
税務・会計:答練受験・復習、TACテキストの確認
監査:答練受験・復習、TACテキストの確認、監基報へのマーキング、補習所テキストの確認(答練で理解できなかったところ)
経営:講義の消化、答練受験・復習、補習所テキストの確認(DD)
職業倫理:答練受験・復習、補習所テキストの確認(TACテキストに記載がないもの)、監査実務ハンドブックの通読(TACテキストに記載がないもの)
④試験休暇開始から本番まで
答練や問題集を使って計算力の維持を図りつつ、③の期間までで準備した事項をひたすら暗記しました。スパートをかける時期ですが、自分の体調を最優先に、またノルマを達成できなくても落ち込まないように心がけました。平均で1日8時間くらいだったと思います。
いかがでしたでしょうか。正直私はかなり学習時間を多く取った方で、周りからも勉強しすぎだと言われてきました。もっと効率良く出来たような気もしますので、あくまで参考としてとらえていただければ幸いです。各科目の学習内容については、あらためて書きたいと思います。
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