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「はじめの一歩」イベント、Day① 仲山がくちょレポート

働き方やキャリアを考える「はじめの一歩」5Daysイベント、開幕です!
ワクワクの初日(2/14)にご登場いただいたのは仲山進也「がくちょ」
その日の模様からレポートします。

イベントの詳細・日程などはこちら↓

■「兼業自由・勤怠自由の正社員」への道のり

キャリアについて考えるには、「先生から教わる」より「先輩から習う」こと。
自由に生きる先輩のお話には、きっとたくさんのヒントがある--そう思って企画した本イベントでは、5人の講師に「不自由な人生」を脱した「はじめの一歩」を振り返ってもらいます。

Day①は仲山がくちょのキャリア・トーク。
兼業自由・勤怠自由の正社員」という不思議な立場をどうやって築いたのか、大学生時代からのキャリアをお聞きしました。

大学生時代の司法試験挑戦、それを潔く諦めての大企業就職、そして社員20名だったベンチャー企業・楽天への転職。そこでゼロから楽天大学を立ち上げ、マネージャーになるも白旗宣言・・・・。

聞きどころ満載、そして感じどころ満載のキャリアトークでしたが、一言でいえば「うまく流れに乗っている」と感心する人生。

「流されている」のではありません。それは主体性のないダメなやつ。がくちょは「うまく流れに乗っている」のです。この微妙なかんじをどう表現すればいいものか。

「うまく流れに乗る」のではなく「自分自身の思い」にこだわって生きてきた私には、そのスナフキン的な生き方がとてもうらやましく見えます。

しかし結論としてがくちょは「自由なサラリーマン」の場所にたどり着きました。
必死に漕いで目的地を目指すのではなく、うまく流れに乗って進む--参加者もその極意に触れ、「脱力系キャリア」について思いをめぐらせていることでしょう。力を入れすぎること、努力することは必ずしも良いこととは限りません。

■自分の中に「重なり」をどうつくるか?

これは私の分析ですが、仲山がくちょの最近のテーマは「チームビルディング×サッカー」です。これがなんとも絶妙な組み合わせなのです。

自分ブランドを確立するうえで「当たり前を抜け出す」ことは大切です。
もはや当たり前の専門性だけでは厳しいのが現実。私の職業である会計で言えば

「会計に詳しい会計士」

ではかなり厳しい。なぜならそれはどこにでもいるからです。日本に1000人しかいないのならともかく、何万人も会計士がいるのに「会計に詳しい会計士」という専門性だけではライバルと同じサービスしか提供できず、低価格競争が避けられません。

前か後ろのいずれかを変更すべし--とフリーランス塾では口を酸っぱくして塾生に伝えてきました。
「歴史に詳しい会計士」「会計に詳しい不動産屋」
これでやっと差別化ができます。

表現を変えると自分のなかに「2つの要素を重ねる」ことでオリジナルが作れます。それぞれはありきたりであっても「ありきたりを重ねれば新たな創造ができる」ということです。

がくちょの場合、まずひとつが「チーム・ビルディング」。これはいまや日本中すべての会社が意識している重要課題です。そこに専門性を置けただけで十分な優位性。
 そこにもうひとつ、自分の大好きな「サッカー」を重ねたこと。少年時代からサッカー大好き少年だったがくちょは「なんでもサッカーに例える」ワザをお持ちだったとか。

 チーム・ビルディングという世間が熱望しているテーマ。
 サッカーという自分が大好きなテーマ。

 これら外側と内側が見事に重なったこと。さらにその2つがいずれも「旬のテーマ」であったこと(野球だと古すぎて、バスケだと新しすぎる)。この幸運にこそがくちょの「自由のタネ」があったように思います。

 私自身も「会計×アート」などの独自ネタを持っていますが、「チームビルディング×サッカー」には社会的な必要性、そして旬の勢いという2点において劣っているのは明らか。がくちょ、まいりました(笑)。

■まだまだ続く「はじめの一歩」、これからでも申込み可能です

いやはや、インタビュアーの私がDay①から刺激を受けっぱなしの本イベント。このさき、どんな話が聞けるのか、参加者にどんな反応が起こるのか、大いに楽しみです。

今からでも遅くありません。過去の分はアーカイブ視聴可能ですので、興味ある方はぜひjoinして「自由なキャリア」への一歩を踏み出しましょう!

<イベント概要>

●場所:オンライン配信(アーカイブ配信有)

●日時:2/14(水)、2/26(月)、3/11(月)、3/26(火)、4/8(月) いずれも19:00~21:00

●出演:
 2/14(水)仲山 進也「自由なサラリーマンになる秘訣」
 2/26(月)黒田 剛「不況の出版界でも仕事をつくる秘訣」
 3/11(月)板谷 和代「会社員からワクワク独立する秘訣」
 3/26(火)須原 伸太郎「会計士が会社を上場させる秘訣」
 4/8(月)井戸 美枝「フリーランス成功の秘訣とまとめ」
インタビュアー:田中 靖浩(作家・会計士・フリーランス塾塾長)

●参加料:
全日程5Days チケット 20,000円(消費税込・すべての会をアーカイブ視聴可能)
各回単独チケット 5,000円(消費税込・申込み会をアーカイブ視聴可能)

●配信方法&アーカイブ:・5回のセミナーは毎回Zoomにてリアルタイム配信を行います。
・ZoomURLは「配信日1週間前」にメールアドレス宛にお送りしますのでご確認ください。
・購入した会について、アーカイブ録画を「4月末日まで」視聴可能です。アーカイブ視聴用アドレスは開催日の2日後までにメールアドレス宛お送りします。

出演:
第1回<2/14>
仲山進也(なかやま・しんや) 仲山考材株式会社 代表取締役/楽天グループ株式会社 楽天大学学長
シャープ株式会社を経て創業期(社員20 名)の楽天に入社。「楽天大学」を設立し、出店者コミュニティの醸成を手がける。 楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業・勤怠自由)となり、仲山考材を設立、考える材料を提供する。 「子どもが憧れる、夢中で仕事する大人」を増やすことがミッション。「仕事を遊ぼう」がモットー。著書に「「組織のネコ」という働き方」翔泳社、「組織にいながら、自由に働く」(日本能率協会マネジメントセンター)他

第2回<2/26>
黒田剛(くろだ・ごう) 株式会社QUESTO代表 書籍PR
1975年、千葉県で「黒田書店」を営む両親のもとに生まれる。芳林堂書店外商部を経て、2007年より講談社にてPRを担当する。2017年に独立し、PR会社「株式会社QUESTO」を設立。講談社の『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(黒川伊保子)は、シリーズ50万部を超えるヒットを記録。『いつでも君のそばにいる』(リト@葉っぱ切り絵)をはじめとする葉っぱ切り絵シリーズは25万部を突破。『続 窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子)は、発売2ヵ月で50万部突破。その他、集英社、KADOKAWA、マガジンハウス、光文社など、多くの出版社にてPRを担当

第3回<3/11>
板谷和代(いたや・かずよ) 株式会社タンタビーバ 共同創業者・元気の種まき担当
20歳新卒でJALに入社。迷ったら楽しそうな方を選択するお気楽OLが、46歳でウィーン営業支店長に。4年間の単身赴任後は、人財育成の責任者として経営破たんで心が折れた社員が前向きになる研修を企画。定年が見えてきた56歳で、さらなる自由を求めて友人の起業に便乗(気分は独立)。出会った人の笑顔の役に立ちたい!と、あちこちで立ち話=講師・教員をしている65歳。

第4回<3/26>
須原伸太郎(すはら・しんたろう) (株)エスネットワークス・グループファウンダー/(株)ファイントゥデイ取締役副社長CFO/(株)ヴィレッジヴァンガード社外取締役/(株)USEN-NEXT-HOLDINGS社外監査役
TAC公認会計士講座講師を経て、監査法人トーマツに入社。IPOコンサルティングに従事したのち、広告代理店マッキャンエリクソンに転じて広告営業&マーケティングに従事。退職後(1999年)、仲間数名でエスネットワークスを起業。経営者の支援と輩出をビジョンに掲げ、社長の支援と経営人材の育成のために企業内にコンサルタントを擬似社員的に常駐させるモデルで成長し、昨年東証グロース市場に上場。著書に「CFO経営」(共著、幻冬舎)。

第5回<4/8>
井戸美枝(いど・みえ)CFP®、社会保険労務士
フリーランスとして34年活動中。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに身近なお金や社会保障について、講演、執筆などしている。前社会保障審議会企業年金個人年金部会委員。国民年金基金連合会理事。「一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版」(日経B P社)「親の終活、夫婦の老活」(朝日新書)「フリーランス大全」(エクスナレッジ)など。著書は90万部を超える。はじめの一歩をふみだすきっかけづくりができたらサイコー。趣味は、バレエと散歩。

インタビュアー:
田中靖浩(たなか・やすひろ) フリーランス塾 塾長
大学卒業時、就職活動が嫌で無職で卒業後、公認会計士試験に合格。その後大手監査法人勤務が嫌で外資系コンサルへ行くも働き過ぎて吐血、長期入院して脱落のち退社、やむなく20代でフリーランスとなる。会計業務が苦手で「会計業務をやらない会計士」として作家・コンサル・講師を仕事に生活している。嫌いなものは偉そうな大人と意味の無い会議。好きなものは海外旅行とプリンと自由。

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