【読書メモ#15(漫画)】「キーチ」 新井英樹 ※ちょっとネタバレ
漫画は初ですがレポートします。
「キーチ」です。
オススメしているYoutubeを見たので借りました。
1ー9巻。
終わってから気づきましたが、ここまでは小学生編でした。
生きる、ということを最小限に考えるとなにになるのか
そんなことをこのキーチくんから学びます。
彼は幼少期に幸せな家族を奪われ、「ひとり生きる」ことに進んでいきます。
もともと感情発露がまっすぐで極端。
得に「悪い・居心地が悪い(=彼のいう汚えもん)」と思うものは破壊します。
あるとき、「大人になること=ひとりで生きること=誰にも干渉されずに自分らしく生きること」と気づきます。
つねに彼は人に頼らず人に媚びず生きていこうとします。
これ、小学生での考え方です。
本当にいろいろ、いろいろあった末に父方の祖父母の済む「山」の長野・松本に住みます。
そこで起きていた同級生少女の強制幼児売春を引き金に国家レベルへの居心地の悪さを破壊しにいくのです。
ある意味、「生きるとは何か」を考えさせられる小学生・キーチ。
物語のクライマックスでのキーチの言葉。
「俺は、っせーな。
俺は、、、、俺が・・・・・、汚えと思うもんが嫌いで・・・
そんなもん消えて失くなりゃいい。
っていってもしょうがねぇか。
聞こえるか!
誰もやらねえから俺がやる。
見えてるか、ここだ!!生きてるぞ!!」
国会前で絶叫し、その後、大きな落雷が国会に。
天にいる両親への声、世間への声、キーチにとっての汚えと思うもんへの声。
今後、大人になったキーチ編を読んでいく予定です。
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