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「冬の贈りもの展」ご来場ありがとうございました!

こんにちは!
直営店HIRAETHにて開催しておりました
「冬の贈りもの展」本日終了いたしました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました!


cozyca products アートディレクターの高倉のお声かけで開催が決まった今回の展覧会。
展覧会のご紹介文がとてもあたたかなので、もう一度掲載しますね!

京都に引っ越してきたばかりの森美紗子さんが、まだ友達がいないと言ったので、友達の輪を広げようと思ったのが始まり。
モワモワモワッとお姿が浮かんできたのが、はしもとゆかさんと平林香乃さん。たぶん三人とも同世代。幼子がいるお母さん。絵描き。性格穏やか。
あれれ、作風的にも3人で展覧会を開催したら幸せな空間ができそう。2022年のクリスマスに向けて、ほっこり優しい気持ちになれる展覧会になるはず。
この展覧会は、3人の絵描きが描くあたたかい日常や生活のイメージに包まれる素敵な贈り物です。メリークリスマス!


こういった経緯で開催された今回の展覧会。
お三方それぞれの世界観を堪能できて、そしてそれらがほんわりと集まって融合した、とてもあたたかな展示空間となりました。

改めて作家さんのご紹介。

はしもとゆかさん

普段は主にパステル画とペン画の2種類のタッチで制作されています。
見た人が笑顔になれるような、良い空気の流れるイラストレーションを心がけておられます。
「冬の贈りもの展」では、オイルパステルを使用してステンシルの技法で作品を制作されました。
クリスマスを意識したあたたかな絵や、額縁も可愛い小さいサイズの絵など展示されています。
( instagram: @hashimotoyuka_art )


平林香乃さん

色鉛筆の繊細なタッチと優しい色合いで、暮らしの道具と食べものをモチーフに制作されています。
「冬の贈りもの展」では、″自分への贈りもの。いたわりと、そっと背中を押してくれる時間″として、ひとり時間を共に過ごしてくれる物たちを描かれました。
身近な物や暮らしを慈しみ大切にされていることが伝わってくるような作品です。
( instagram: @hirabayashikano )


森美紗子さん

日常のほっとするをテーマに、アクリル・水彩・色鉛筆などのアナログに加え、デジタルでも製作されています。
世界各地の伝統的な柄や文様を好まれているそうで、そのことは作品からも伝わってきます。
「冬の贈りもの展」では、リスが主役の作品をご覧いただけます。童話のような優しい世界観とクリスマスらしい色彩に思わず顔がほころびます。
( instagram: @morimi603 )


それでは、作品をご紹介していきますね。

まずは森さんの作品から。
上にも書いたように、今回の展覧会では「リス」が主役の作品をアクリル絵の具で描かれました。
クリスマスムードのある色彩が可愛いです!

リスさんが友達のクリスマスパーティーへ向かうというストーリー仕立てになっています。

作品「いってらっしゃい」

「きゅうけい」

「イルミネーション」

「クリスマスパーティー」

森さんはヨーロッパの文様がお好きだということで、今回の作品の中にもそれを彷彿とさせる可愛い模様が仕込まれています。ヨーロッパの古章や書籍にあしらわれた模様を参考にしながら 作品のイメージに合うように描かれたとのこと。

今回リスをモチーフに選ばれたのは、
イギリス滞在中に 公園に住んでいた野生のリスが印象的だったからだそう。
(詳しくは森さんのnoteにも書かれていますよ!)

森さんの作品は、会場一番奥(正面?)の壁面にドドン!と展示されており、鮮やかな色彩と可愛らしい世界観に思わず目を引かれるような存在感がありました。

個人的には、たくさんの動物たちがそれぞれのクリスマスを過ごしている様子がとっても好きでした。
特に「イルミネーション」の中では、家族やカップルでツリーを眺めているひとや、通りすがりにちらりと目をやるひとやツリーに背を向けて歩くひとなど…。楽しそうなひとももちろんいるのですが、その中にもお疲れなのかな?というひともいて。
かわいい童話のような世界観の中にちょっぴり現実的?(と解釈しています)な部分もあり、森さんの遊び心を感じたり。
見れば見るほど新しい視点からの発見があり、本当に絵本のように楽しく拝見しておりました。

ご来場いただいた方も画像を通して楽しんでくださった方も、どんなふうに感じられたかぜひぜひ教えていただけると嬉しいです~!


さてさて、お次は平林さんの作品。

先ほどもご紹介したように、展覧会のタイトルの "贈りもの" を "自分への贈りもの。いたわりと、そっと背中を押してくれる時間" と解釈されて、ひとり時間を共に過ごしてくれる物たちを色鉛筆で描かれました。

身近な物や暮らしを慈しみ大切にされていることが伝わってくるような作品です。
見れば見るほど、じんわりとおなかの底からあたたかくなってくるような。

作品「冬のスワッグ」
作品「green」
作品「ショコラ・ラテ」
作品「aroma soap」
作品「実りのキャンドル」

色鉛筆を使用して描かれた絵は、離れて眺めてみるとモノそのものですが、近づいて見てみると細かい線がびっしりと。とても繊細な印象を受けます。

色鉛筆の上から透明水彩で白をポイントで載せられている作品もあり、少し異なる質感にメリハリがあって可愛いです。

平林さんの作品は日常のちょっとした幸せに気づかせてくれて、眺めていると、早くおうちに帰りたくなるような気持ちになります。
平林さんならではの優しい視点を借りてモノを見つめることができたような感覚で拝見していました。


最後は はしもとさんの作品。
(めちゃくちゃ長くなってます…。読んでくださっている方、ありがとうございます!!)

はしもとさんは、「パステルステンシル」というオリジナルの技法で描かれた作品を展示されました。
まず色を載せる部分を切り抜いた型紙を制作し、それを使用してオイルパステルで描いていくそうです。
作品を拝見してみると、なるほど、形がくっきりしているのに ほんわりとしたタッチなのが分かります。

作品「冬の贈りもの」
作品「今日はクリスマス」
近づいて見てみると…
作品「雪のワルツ」
小さな額の作品たち


ホリデーシーズンならではの可愛くて心躍るモチーフを描かれていたということもあって、とってもうきうきしながら楽しい壁面でした。

ほんわりとした可愛らしい雰囲気ながら、近づいてじっくり見てみると作業の細かさに驚かされたり。
いろんなことを想像したり考えたりしながらゆっくり見ていると、いつの間にか心があたたかくなっているようでした。

小さい額の作品たちは額縁もとっても可愛くて、お迎えいただいたおうちのお部屋やお気に入りの場所に飾っていただける様子を想像して、ちょっぴり幸せな気持ちになっています。


いかがでしたか?
個人的な感想ばかりになってしまっているような気もしているのですが、展覧会のあたたかな様子が伝わっていましたら嬉しく思います。
少ない写真ではありますが、皆さまご自身でもいろいろ想像しながらご覧いただけていましたら幸いです。

今回の展覧会は12月の京都というとんでもなく寒い時期にも関わらず、
たくさんの方がご来場くださりました。
みなさまとてもじっくりと展示をご覧になる様子が印象的で、長い時間をかけてゆっくり回られる方や ひと通りご覧になったあとでしばらく会場に滞在される方も多くいらっしゃいました。
それだけあたたかくて居心地のよい空間だったのかなと思っています。

それぞれの作家さんの世界観があって、そのうえでどれもクリスマスのホリデーシーズンならではのワクワクとした気持ちやお家で過ごす穏やかな気持ちを連想するようなもので、季節感たっぷり。
作家さんお三方のおだやかで優しい空気感がそのまま形になったような展覧会でした。

この展覧会が 皆さまのクリスマスの楽しい思い出の1ページになっていましたら、とても嬉しく思います。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました!

(HIRAETH 青山)



【次回開催の展覧会】
ムラタトモコ 個展「Windowscape」
TOMOKO MURATA Solo Exhibition "Windowscape"
■2023年1月7日(土)-1月22日(日)
■12:30-19:00
※1/10(火)・1/16(月)休み


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