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「先導するとき」と「後ろから見守るとき」を使い分ける

今回のお話は授業中の教室の雰囲気をコントロールする方法を考えています。

導入の大切さを考えていたのですが、
その中で、講義型授業と協働型授業の意義の違いをイメージ化することができました。

①講義型授業

教員が目標を掲げながら「先導する」

講義型では目標を掲げ、先導するのは先生です。
生徒はその先導に従い、ノートを書き写したり問題演習を行ったりします。
メリットは学習のペースがコントロールしやすいことであり、
デメリットは目標設定や学習内容次第で生徒が受動的になってしまうことです。

②協働型授業

目標は設定されているが、生徒自身がそこにたどり着くために工夫している。

協働型では設定された目標の達成に向かって、生徒同士が学び合い、力を合わせていく形式になります。
メリットは生徒自身の知的好奇心や課題解決への意欲によって学習が進むので、能動的な姿勢になりやすいことです。(能動性による学習効果は言うまでもありません)
デメリットは、生徒同士の学び合いがうまく機能するか否かは教材や課題、学習集団に依るので、学習の進捗が遅滞する場合があることです。


これらについて考えていく中でもう一度はっきりさせておかなければならないのは、
講義型は決して廃れた形式ではない、ということです。
講義型は、
生徒の意欲が高まっているときには、学習効果を生みます。(予備校に通う高校3年生が講義を通して知識を吸収していくのはこの状態でしょう)
生徒の意欲は課題がクリアできない時など、必要に迫られた時も上がるので、
協働型学習の中に講義を効果的に組み込むと相乗効果が期待できると思われます。


と、そのような内容についてお話している回です。
もしよろしければお聞きください!


本日もありがとうございました。

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