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模写をしてから作品を好きになってもいいんじゃない

やっほー、タルタルソースでーす。

本日は「模写をしてから作品を好きになってもいいんじゃない」というお話をさせていただこうと思います。
このタイトルを見て「え、何それ」と思った方、多いと思います。どういうことか説明しますね。

皆さんが模写をするときって、模写をする前からその作品が好きだったことが多いと思うんですよ。
では、模写をする作品は好きでなければいけない。そう考える人、多いと思います。
ふつうそう思いますよね。けどそれって、「そうじゃないといけない、そうあるべき」という「思い込み」ではないかと思うんです。

なぜかというと、模写をしているとその作品が好きになる可能性もあるからです。
模写をするから好きになるという逆パターンですね。
なので私は模写をする作品を最初から好きになる必要はないと思います。
むしろそれで上達が妨げられるとしたら非常にもったいないです。

模写をする作品は好きでなければいけない状態に囚われてしまうと、自分が現状好きだと思っているものしか吸収することができません。
そうなっていくと世の中の流行のものが好きでなければ、どんどん流行から絵が外れてしまいます。
つまり絵がどんどん古くなっていってしまうんですね。

特に私のように古い人ならわかると思うんですが、最近の作品、ついていけないと思ったことはありませんか。
それは決して最近の作品が受けなくなったからではありません。あなたの感覚が古くなってしまったからです。
私も非常に耳が痛いです。でも世の中の作品はどんどん新しくなります。元に戻ることはありません。
だから常に新しい絵柄を追い続ける必要があるんです。

私も年を取り、アニメを見たりゲームをプレイする体力がなくなってきました。
漫画も何冊も買い込んで読む気力がありません。
そんな人間はイラストを楽しむ資格はないのでしょうか。私は決してそう思いません。

私はそういう人間にこそ、模写を試してほしいのです。
アニメ見るのもゲームするのもだるいけど、この作品のイラストいいな。
漫画のやライトノベルのストーリー展開には興味ないけど、このイラストいいな。

そう思ったらぜひ、その作品を買ってみてください。
そして、自分の好きなシーンを模写してみましょう。
そうすれば、最近の絵柄も悪くないなと思うかもしれません。
もっと、この先を見てみたい。もっともっと。そう思うかもしれません。

模写をする作品は好きでなければいけない。この言葉がその作品のファンを増やすチャンスを奪う。
私はそう思ってならないのです。どうかそんな残酷な言葉で作品を好きになるチャンスを奪わないであげてください。
私からの心からの願いです。

以上、「模写をしてから作品を好きになってもいいんじゃない」でした。
アニメの1話だけでも、漫画の1巻だけでも、そこからあなたの好きは始まるかもしれません。
模写を通じて、皆さんも新しい好きを見つけてみてください。

それじゃ、まったねー、バイバーイ。

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