モーメンツ 2

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気がつくとあたりが暗くなっていた
帰ることになり
いつも通り電車で
いつも通り綾とバイバイといい
ぼっちで帰る
いつも通りインスタでストーリーを上げて、
ゲームのログインボーナスを受け取って、
Twitter、インスタ、DM返信、と、
LINEも返信、
それからー。えーと、
親に帰る連絡、それからぁ、、
電車内でこんな独り言を言いながら
一つずつ片付けていく。
そこからみんなのインスタのストーリーに
いいねをするのがいつもの流れだ。
ストーリーなんていいねだけ押して全て飛ばしている
これが最近の子の当たり前だろ、?多分、
みんなストーリーをあげているが
みているのはストーリー内でメンションされた人くらいだろう、
自分はこれっぽっちもメンションなんてされないから、ていうかされたことがあっただろうか、
とりあえず僕は
いいねを押すだけでいいのさ。
電車の外を見ると都会から田舎への
境目みたいなものが写っていた
自分の家自体は田舎だからな、
そう考えていたらいつのまにか、寝ていた。
しばらく経ち、
「まもなく郡山、郡山です」
最寄駅に着いたそうだ
それを聞くとパッと目を覚まし
いつも通り、普段の道のりで、
寒い仲、1人で帰っている
時間はもう8時をすぎていて電灯も少ないから
あまりちゃんと足元は見えていない
感覚のまま家へ、向かいいつも通り
「水筒と制服洗うから出してや」
といういつも通りの親の声を聞き、
全て風呂なども終わった後
今日は本当に疲れているのか、
すぐに寝てしまった

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