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歯医者でパニックになったはなし

おはようございまう。cozy254です。
もう3月もおわり。
いろんな方の人生が、大きく又は少し動く季節ですね。


私は数年前に転職、職場内ジョブチェンジもしたのでしばらく大きく変化はなさそうですが、星座占いによると3月から4月にかけてはすごくいいようなので、色々チャレンジしていこうと思います。


さて、今日は歯医者でパニックになったお話しをしようと思います。
新しいことにチャレンジしようと意気込んだ矢先に、パニックの話もどうかと思いましたが、そこはマイペーに書かせていただきます。

つい先日、被せていた銀歯の上の歯茎が腫れてきたので、痛くはないけど気になって歯医者を予約しました。
以前も検診で訪れたことがあり、その時に食い縛りがあると指摘されていたので、やっぱりそれが原因だったようです。

ちなみに日本人の7割くらいが食い縛り癖があるらしいです。
歯軋りがひどい人は周りに結構いたんですが、自分が、それも意識のある起きている時に食い縛りをしているとは全然気づいていませんでした。

言われてみれば、動画を見ていて集中が切れた瞬間とか、何か作業が終わった時になんとなく歯が痛いというか違和感があったような気がします。

食い縛りは、ストレスや噛み合わせの悪さなどが原因で起こるそうです。
指摘されてからは、起きている間にはやってないとは思いますが、何せ無意識なので自信はありません。


治療方法は、銀の詰め物を取って、食い縛りで脆くなった歯の部分を炎症を治すために殺菌消毒などしてもらうというような感じで進められました。
あんまり説明のない先生なので、たぶんそうなんだろうと雰囲気で予測している部分もあります。

初回はレントゲンを撮って、詰め物を外して中を診察するだけ終了。


パニックが起こったのは2回目の治療の時でした。

先生からの「治療を始めていきますね」の一言で治療が始まりました。

奥歯なので、診察台を倒すだけでは見えないらしく、さらに枕の部分を下げて頭が少し下がる格好になりました。

ん?苦しいな、この体勢。
ちょっと気になりつつ、前回も大丈夫だったのでその時はそこまで気にしていませんでした。

何をされているか全くわからないまま、ごりごりと歯の奥を削るような音。
頬の裏をなにかの器具で強く押さえつけられて痛い。。
先生も私の頭にぐぐっと身体を押し付けて、口の中を覗く格好に。

これ、いつまで続くのかな。
体感、20分以上このままの体勢で大口開けているけど。

息苦しい、押さえつけられて怖い、大きな口を開け続けて喉の奥がつまってきた。
息ができなくなる、怖い、こわい!!

息が止まるような感覚に襲われ、動悸が激しくなりました。

たまりかねて、「ちょっとまって下さい!!」と人生初の歯医者でストップを掛けました。
それでも、また治療を始めようとするので、「起きたいです!!」と無理やり上半身を起こしました。

動悸が激しく、手が震えていました。
おかしい・・パニック障害になったのか?
と、自分で自分の身体をコントロールできなくなる感覚にめちゃくちゃ怯えてしまいました。

先生は、あまり気にする様子もなく、一度うがいをしたらすぐにまた治療を始めました。
さいわい、ほぼその日の治療は終わっていたらしく、2,3分経つと終了しました。

家に帰ってからも、歯医者でパニックになったことがショックでしばらくぼうっとしてしまい動けませんでした。

あと、何回通わないといけないんだろう。
次回も同じ姿勢で、同じ治療をするのだろうか。こわい。

「歯医者 パニック」と検索すると、意外にも多くの方が私と同じように歯の治療中に、激しい恐怖に襲われ、パニック障害を発症していることを知りました。

症状が自分のそれと酷似しているので、パニック症になってしまったのかと落ち込みました。
急に、自分がすごく弱い人間に思えてしまって涙がこぼれました。


不安を抱えたまま次の治療日になり、歯医者へ行くまでの足取りが今までで一番重い。

いつも通り、診察台に乗って枕元の角度を下げられた途端に、またパニックに!

「すみません!止めてください」 

めんどくさい患者と思われたと感じましたが、そんなことに構っていられないほど気が動転しました。
(やっぱりパニック障害なのかも)

先生から「何が苦しいの」と聞かれ、全部が怖かったのですが、そうは言えず、
「頭を下げる体勢が苦しくて」
そう伝えると、全然奥が見えへんとぶつぶつ言いながらも頭を水平にしてくれました。
治療はやっぱりやりにくいようで、次回の診察では頭の角度を下げないと治療できないからと言われ、その日は終わりました。

次の治療までにちょっとでも、なんとかしないとと、大きい口を開けてしばらく寝そべったり、頭を下げる角度で過ごして見たり。
その度に治療の苦しさを思い出して、動悸がしました。

練習すればするほど自信がなくなり、そのまま治療当日。
食事をしない方がマシかもと思い、朝昼食を抜いて向かいました。

いつものように、診察台にのぼり、頭の角度を調整され、「これくらいなら大丈夫か」と先生に聞かれましたが、すでに動悸が始まり答えられず。

どうしてもこのくらいは角度付けないと見えないから、と言われ同意しました。

「大丈夫、だいじょうぶ」
と頭の中で言い聞かせて、目を瞑りました。

前よりも、呼吸はマシな気がして今回は大丈夫かもと思っていると、バリバリと奥の歯の詰め物を削る音とともに、喉の奥に異物が流れてきて、すぐに起き上がってしまいました。

先生から、鼻だけで呼吸する練習をするように言われ、口を閉じて鼻でスースー呼吸をしてみる。
そのまま鼻で呼吸しといてね、と言われても口を開けるとなぜかすぐに口呼吸に。
上手く呼吸もできない。

それでも、治療をやめてもらうわけにもいかないので、必死で鼻で呼吸をすることだけに集中しました。

先生からも、治療しながら「お鼻で呼吸してよー」と子供に言うような口調で諭される始末。
鼻で呼吸しだしたら、少しだけラクになっているような気がしたのに、気がつけば目からポロポロ涙がこぼれて、唇が痙攣しはじめました。

恥ずかしいやら、苦しいやら、情けないやら。

奥の歯に器具が届かないらしく、小さい器具に付け替えたり、助手さんがなんども方向を変えて器具を持ち替えたり。
そのときは、なんの余裕もなくとにかく早く終わってくれと思っていましたが、後で考えると相当迷惑かけているなと。

ようやく、削った歯の型採りまで完了。

先生からは、「たいへんやな!」の一言が出ました。
ベテランの先生でも、大変だと思うほどだったんだなと改めてズンと落ち込みました。

あとは、出来上がった詰め物を装着して完了。
2ヶ月間も連続で歯医者に通ったのは、初めてでした。
会計のときに、「次回は1万円のお支払になります」と予告されました。

眼科や皮膚科、歯医者で、ここ数ヶ月で3万円は使っている。

パニック発症と、痛い出費でダブルパンチ。

うーーん。
年齢を重ねると、予定外のことが起きるのを早速実感した歯医者通いでした。

とにかく、歯だけは自覚症状がなくても、定期検診は必要だなと思いました。
今のところ、パニック症状が出るのは歯医者だけ。
歯もそうですが、できるだけ病院にお世話にならずに過ごしたい。
割と切実な目標になりました。

ではまた。
今日も一日がんばりましょう!

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