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土に聞く

時間が空いたので久しぶりに野良仕事。
自然農法なんで草はぼうぼう。
植えた芋を覆い隠す草を刈り、引きしたりする。
そしてなんで俺は草を引き、刈っているのだ、芋を美味しくするためか?

雑念です。

ちょいと土に聞いてみよう、答えてくれるかしら。

なあ、土‥

この世になくていいものなんてあるか?

ない。

ないのか。

この世にあるものは全て必要なものだ。

んじゃ俺はなぜ草を刈り、草を引く?
芋を食べるからだ。食べるならなるべく栄養があり甘いほうが楽しめるからだ。
ああ食べるのはたぶん家族だよ、俺じゃない。
家族なら喜ぶだろう。
まずけりゃペッペってするよ、妻も子も。
なるべく甘く楽しませたいだろう。

そうか。

そのために俺は草を刈り、草を引くのか。
この世に起こることは全て必然なのだ。

土よ、自然よ、答えてくれてありがとう。

ちなみに天使も現れた。
そして俺の愛の顛末を説明してくれた。

その話は秘密にしておこう。

俺は土に聞いて、覚えたよ。

この世にあるものは全て必要なものだ。

たくさんの否定に埋もれてすっかり失った自我や自信を否定すらも愛する事にしてしまう、そんな力はあるか。

あるよ。

俺はひとりじゃない

誰だ、いま答えたの?

神だよ、前に会った。
神はお前だ。
だから信じろ。

あの時の声だね、わかるよ。
強い声だ。

いい予感がする。

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