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可愛いアイドルたちが社会の現実にボッコボコにされるアニメを観た【映画感想】

大学生の頃から6年間ハマり続けているるゲームがアニメ化した。

これを見た感想を話させてください!
友達が少ないんで!話させて!ええ、自己満足ですわ!!

『Tokyo 7th シスターズ』について

まずは、作品の説明を

『Tokyo 7th シスターズ』(以下、ナナシス)とは、簡単に言うとアイドル育成カード&リズムアドベンチャーゲームである。

内容を知らない方に特徴を説明すると、
・アイドルがたくさん出てくるゲームである
・遊べるコンテンツは主に『ストーリー』と『リズムゲーム』である
・プレイヤーはアイドル事務所(兼劇場)の『支配人』としてストーリーが進む
・キャストの声優さんたちのライブがとても盛り上がる
すごいざっくり言うとこんな感じ!

そして、個人的なナナシスの魅力とは、
・楽曲数が多く(現在98曲)、完成度が高い。
・楽曲のジャンルが幅広い(アイドルらしいものからロック、R&Bなど)
・ストーリーが深すぎてアイドルのそれじゃない(社会の厳しさMAX)
・それでいてめちゃめちゃ感動する(ほぼ静止画なのに号泣できる)
・そもそもストーリー数が多く、歴史があるため、感情移入しやすい
・週替わりで何かしらイベントがあるため飽きない
・カード数が多くて楽しい
・ここまで楽しめて、無料(課金なしでも十分楽しめる)
・ライブがめっちゃガチ
である。

とにかく楽曲が良いのとストーリーが良い。
そして、メッセージが真っ直ぐ伝わってくる。

正直、最初はナメてました。
今となっては一番やりこんでるゲームです。
詳しくは公式HPのチェックをお願いします。

簡単なあらすじなどもあるので!

映画の感想

【結論】
ナナシスらしい、
『優しくて、楽しくて、とことん現実的で、めちゃめちゃ泣けて、最っ高に前向きになれる作品』
でした!

ナナシスといえば

「君は、何がしたい?」

「アイドルは、アイドルじゃなくてもいい」

といった言葉に代表されるような
「固定観念に囚われず、自分がやりたいことを全力でやる!」
という真っ直ぐなメッセージを自分は感じてて、とても好きなんですが

本作からもそのメッセージを感じることができました。


ポイント① 「制作スタッフの皆様の配慮」

ーーー舞台は2034年。
主人公は「春日部ハル」、16歳の高校1年生。
彼女がセンターを務める『777⭐︎sisters』(スリーセブンシスターズ)は、最近デビューした12人組のアイドルグループであり、アイドル氷河期と呼ばれる時代に「次世代アイドル」として活動していくーーー

ゲームをやっている人にとっては既知の情報ですが、初めて見たと言う方はなんのこっちゃってなりますよね。
そう言った方向けにわかりやすく舞台設定と各キャラクターの説明がありました。

そして、完全オリジナルストーリーという点。
これまでのストーリーの映像化ではなく新しい一幕なので、ゲームをやったことない人も、やり込んだ人も、平等に楽しむことができる。

茂木さんの
「ナナシスを知っている人も、ナナシスを知らない人も、誰もが楽しめるエンターテイメント作品にしたい。」
というコメントがしっかり実現されている作品だと感じました。(偉そうですみません!)


ポイント②「厳しい現実にぶち当たらせる現実感」

ナナシスといえば、現実という壁にアイドルたちをバンバンぶつけてく印象がありますが、本作でもそれがしっかり反映されてました!笑
本作の悪役である『滑川(なめかわ)』は、大手企業の御曹司という立場にありながら、16歳くらいの女の子たちを相手に社会の現実をつきつけ、容赦なく暴言を吐き、とことんフルボッコにしていきます。

「これ、アイドルの話で合ってる?」

って思わず言っちゃうのがナナシス。
滑川は作中、主人公に『地味』とか言っちゃうんですよ?
すごい悪役すぎて逆に今後社内で謀反に合いそうで心配になりました。

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そんなボコボコの状態にされても、彼女たちは諦めずに前を向く。
心が折れそうな時に、『原点』を思い出す。
その姿勢が感じられる作品です。


ポイント③「とことん真っ直ぐで泣けるストーリー」

上記の通り、けっこうボコされるので普通に悲しい気持ちになります。
それでも、彼女たちは前を向いて立ち上がります。

本当に深いメッセージが多いのがナナシスの特徴です。

彼女たちがぶち当たる壁にもし自分がぶち当たったとしたら、とっくになす術なく諦めてます。

挑戦に対してとことん前向きです。
折れそうな時は支えてくれる仲間がいます。

あなたは今、やりたいことを全力で頑張れていますか?
いつの間にか、目標を達成するための仕事になっていませんか?
今、自分にできることやれてますか?

自分に対してとことん向き合い、原点に立ち返り、前に進む。

そんなメッセージが作中にもあります。

ゲーム内のとあるストーリーでは、ライバルとなるアイドルと解散をかけて対決するシーンがあります。
普通だったら『対決』のシーンでは「勝つぞ!!」って意気込みでオラオラしてますよね。
でもナナシスは違うんです。主人公のハルは、

「解散するから、なんだっていうの?そんなことで、私たちのやってきたことは、歩いてきた道のりは、消えない。」

と言い切ります。

いろんなことを乗り越えて、それでも前に進んでいく。

このストーリーが本当に泣けます。

特に、これまでの彼女たちと長く関わってきた支配人の方ほど号泣するのではないかな、と思いました。


ポイント④「圧倒的な再現度のライブシーン」

ナナシスはキャストさんによるライブも人気の一つ。
めっちゃクオリティ高く、観客数もすごく多いので、「こんなにナナシスファンいたんだ」って思いました(失礼)。

そこでの振りが作中のライブシーンで忠実に再現されている……!!

正直ここが一番鳥肌立ちました.

「あの、振りを、、、本当にキャラクターが踊っている、、、」

もう声にならない叫びがすごい。
辺な話、「ようやく本家が見れた。。。」みたいな変な感覚になります。
(どっちも本家なんですけどね)

モーションキャプチャを使用しているみたいで、動きがとても滑らかで、キャストさんが踊っているシーンと重なります。

(この点については、たぶん初見の方はよくわからないと思いますので、見比べてみてください)

↓ 映画のライブシーン

↓実写(1:36〜が上の曲です)


再現度が高いことがわかりますし、自分の好きなキャラクターが実際に踊っているのを見るのは本当に感慨深いです。


【映画を観る前に絶対見てほしいライブ動画】@日本武道館

冷静に武道館でライブしてるのやばいですよね。ナナシスすごい。


まとめ:「ナナシスを知っている人も、ナナシスを知らない人も、誰もが楽しめるエンターテイメント作品

茂木総監督のこの言葉に全てが凝縮されていると思います。

自分も自分のやりたいことに素直になろう、前を向いて、全力で進んでいこうと思えました。

本当にいい作品でした!
僕自身すでに4回見ましたが、7回までは見たいと思います笑

劇場では来場者プレゼントがあるので、何度も足を運びたくなります。
(うまく作られてるよな〜笑)

ゲームをプレイしている時から、「エンターテインメント作品を作るということにとことん拘っている……」という本気度を感じてはいましたが、改めて思い知らされました。

改めて、映画制作に携わってくださった全ての皆様に深謝申し上げます。

そして、公式にて発表があった通り,茂木総監督は今月31日を以ってナナシスプロジェクトからも卒業されます。

いち支配人として、尊敬と感謝しかないです。口にするのも烏滸がましいですが、ありがとうございました。


ただの感情が抑えられなくてつらつら書いただけのこの記事を最後まで読んでくださった方、誠にありがとうございます!


よ〜し、これから5回目観に行こーーっと!☀️


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